令和元年度 秋季都大会決勝戦

昨年の覇者国士舘と、並み居る強豪を撃破し続け9年ぶりの甲子園が手に届く所まで来た帝京による決勝戦。帝京が田代、国士舘が中西の先発で始まった試合は初回両チームともに先頭がセンター前で出塁、送って得点圏に走者を進めるも後続倒れ無得点。0-0のまま迎えた3回裏、国士舘は1アウトから中泉が叩きつけた内野安打で出ると暴投で二進、林の遊ゴロで飛び出すもショートは1塁に送球する間に3塁に進み、伊藤四球で1・3塁となって清水が左中間を破るタイムリー2ベースを放ち2点を先制します。
田代はここで降板、昨日と同じく早い回で柳沼に継投するも、四球エラーで満塁から吉田がセンター前に2点タイムリー。この回4点を挙げると、4回には林のタイムリー、6回には1死1・3塁から伊藤のバントを柳沼が1塁に送球した瞬間に3塁走者がホームに突っ込む見事な時間差スクイズ。ソツなく追加点を挙げて帝京を突き放すと、投げては中西が最後まで帝京打線に攻略の糸口を与えず2安打完封。国士舘が連覇でセンバツを手中に収め、一方の帝京は最後の椅子を関東5校目と争う形になりました。