各地のリーグ戦が開幕ということで、神奈川リーグを観てきました。いつもならハマスタが使えるところ、日向坂のコンサートに取られてしまったため、今回の舞台は関東学院大ギオンパーク。金沢文庫からバスに乗って終点まで行き、構内をしばし歩いて到着。外野後方は木々に囲まれており、まさに横浜市の南限といった風情です。
 

開幕戦のカードは桐蔭横浜大vs神奈川大。桐大が藪野、神大が中山の先発で始まった試合は桐大が2回に加田、神大が5回に望月のソロで1点ずつ取り合った以外はテンポ良く進み、50分で5回を終了します。6回も双方無得点に終わり迎えた7回、桐大は1アウトから小林がセンター前に運ぶと、センターが打球を後逸する間に3塁まで進塁。続く富永も四球で走者を溜めると、2アウトから沼生山崎の連続タイムリーで3点を挙げて勝ち越しに成功します。桐大は9回にもエラーで出た走者を沼生の犠飛で還し追加点。投げては藪野がソロのみの1失点で完投、相手のミスに上手く付け込んだ桐大が開幕戦を制しました。


続いての第2試合は横浜国立大vs神奈川工科大。昨シーズン3位と旋風を巻き起こした国大でしたが、立役者の1人であった先発の永山がこの日はコントロールが定まらず、初回1死1塁から死球四球四球で先制を許すと、2回には長打にエラーも絡み3失点。まさかの2回4失点で降板となります。それでも後を受けた丹羽が走者を許しながらも粘りの投球で工大打線の勢いを止めると、工大先発古西の前に5回まで無得点に抑えられていた打線が6回、1死1・2塁から藤澤のタイムリーで反撃開始。なお1死1・2塁とチャンスは継続も、牧島が痛恨の1-6-3。7回の1死1・2塁も後続がフライに倒れ、古西を捕えきれないまま降板されてしまいます。
それでも8回、工大2番手の笹木から江本が四球で出ると、牧島が汚名返上のタイムリー2ベースで2点差に追い上げ。しかしその裏、国大3番手の齋藤が無死1・2塁のピンチを招き降板。富田が4番手でリリーフも、堀口のバントをサードが痛恨の悪送球…。ボールがファールゾーンを転々とする間に2塁走者に還られてしまい、さらに2死1・3塁から重盗を決められ、この回重い2点を失います。
4点差となった国大は9回、藤井凛がライト後方の屋内練習場の屋根を直撃する特大の2ランで追いすがるも、後続断たれ試合終了。昨季6位の工大が幸先良いスタートを切りました。