秋の静岡、夏の盛岡に続き春の茨城で立ち上げられたスプリングフレッシュリーグを観てきました。今回の舞台は笠間市民球場でしたが、バスが土日運休のため、レンタサイクルを駆って球場へ。分かりやすい笠間稲荷神社沿いの道経由で向かったのですが、どうやら遠回りだったようで、到着時には既に試合が始まっていました。
 

第1試合の相手は昨年の選手権ベスト4の白鷗大。不足なしの相手に先発を任された前田でしたが、立ち上がり変化球が決まらず、連続四球で出した走者をゴロで還され先制を許します。それでも立ち直って2~4回を0に抑えるも、5回2死1・2塁から加藤地のボテボテのゴロを大原が悪送球、ボールがライトに逸れる間に2者に還られてしまいます。6回からは2番手の持永も、2イニング目の7回、代打磯にレフトスタンドに突き刺さるホームランを被弾。8回は3番手の近藤も、三盗を刺そうとした送球がレフトに抜けて追加点を許します。
白鷗先発吉田陽の前に5回までノーヒットの打線は6回ようやく榎本が内野安打で出塁も、明石中山が連続三振。7回はポテンヒットで出た門田が盗塁を決めるも井之口三振。9回は先頭の杉浦が右中間を破る2ベースでチャンスを作るも、後続が走者を進めることができず、最後は門田が三振に倒れて零封を喫しました。


続いて第2試合の相手は茨城アストロプラネッツ。明石がキャッチャーからライト、大原がサードからレフト、井之口がセカンドからサードなどと第1試合からポジションを代えて臨みましたが、先発の渡辺が立ち上がり制球が定まらず、四球死球から瀧上土田の連続タイムリーで1アウトも取れず3失点。ここでようやくエンジンがかかったか、その後は3人で抑え、2・3回も無失点。打線も2回、茨城先発の山田から榎本がタイムリーを放ち、反撃の狼煙を上げます。
渡辺は4回にエラーで出した走者をゴロで還され、4回を4失点で降板。5回は2番手の増田が無失点に抑えると、打線が6回、茨城3番手の小出から杉浦の犠飛と堀部タイムリーで1点差に追い上げるも、その裏回跨ぎの増田が髙田に2点タイムリーを浴び、再び3点差に突き放されます。
6回が終わった時点で2時間が経過。2時間半を超えて新しいイニングには入らないルールながらも9回までは入れそうな雰囲気でしたが、茨城4番手の高橋が投球練習から制球が効かず、試合に入っても修正できずに4連続四球で降板…。労せずして1点を返し、なお無死満塁の状況で5番手の永井が急遽マウンドに上るも、1アウトから榎本のゴロをファーストがファンブルして1点差、続く杉浦の緩いゴロが上手い具合に一二塁間に転がる内野安打となって同点、さらに2アウトから明石が押し出し四球。この回外野に飛んだ打球は1つもありませんでしたが、4点を挙げて逆転に成功します。
この攻めで30分近くかかったことで、9回に入るどころか7回が最後のイニングに。3番手の吉田が先頭を一直に打ち取るも、続く土田に死球を与えたところで4番手佐伯に交代。眞城を中飛に打ち取りあと1人まで迫るも、粘る茨城は米倉のヒットで1・3塁。逆転サヨナラの走者が出るも、最後は北原を三邪飛に抑えて試合終了!プロ相手に記念すべき勝利を挙げました。