まずは第1試合の早稲田-法政戦。初戦を落とし勝ち点奪取に向け後がない早稲田でしたが、福井優が素晴らしいピッチングを魅せてくれました。150超を連発、1点差に詰め寄られた5回も後続を落ち着いて打ち取り、結局9回1失点、11奪三振で完投勝利。突然炎上するかつての面影は微塵もなく、これなら(外れでない)ドラ1も大いにあるでしょう。
その第1試合が終盤に差し掛かった頃、携帯サイトにて先発鈴木という情報が。昨日の展開で投げていなかったのでもしかして…とは思っていましたが、初登板が初先発と、まさかの大抜擢です。そしてスタメン発表。スコアボードに「鈴木」の文字列が表示された時は感無量でした。さらに先代鈴木と同じく愛知出身というのもポイント高。さらには慶應の先発が福谷で、奇しくも愛知対決となりました。
鈴木はオーソドックスなフォームで、持ち球は130程度のストレート、110台のスライダー、100台のカーブ、あと時々チェンジアップ?という印象。初回の立ち上がり、いきなり四球・安打で無死1・2塁。2死満塁まで漕ぎ着けたものの、松尾に右中間を破られ走者一掃の3ベースでこの回3失点。神宮の洗礼を受けました…が、鈴木はここから立ち直っていきました。2・3回とヒットを浴びるものの無失点、4・5回は三者凡退。岩崎・内海も好プレーで鈴木を盛り立てます。6回には1点を失うものの、2死2塁から舘が後逸した打球を堀口がカバーしてホームタッチアウト!鈴木は7回に無死1・2塁とされ降板するも、6回と0/3を投げ4失点。初登板としては上々でしょう。
2番手はこれまた1年生の木村。ほろ苦いデビューとなった昨日から一転、130後半のストレートをズバズバと決めてきます。7回のピンチを切り抜けると、8回には福谷を外低めの138km/hで三振に切って取り無失点。1年生2人でゲーム全てを投げきりました。
一方の打線は堀口と高山に単打が出たのみ。無四球で2塁も踏めず、残塁わずか1で2試合連続の完封を喫しました。

東大 - 慶大 2回戦
T 000 000 000 0
K 300 001 00X 4
T ●鈴木-木村
K ○福谷

1年生のみで1試合全イニングを投げきったのはいつ以来のことでしょうか。ちょっと記憶を辿っただけでは思い当たらなかったので、相当昔のことのような気がします。後ほど改めて調べ直したいですね。

50安打への道

堀口(4年) 本日 1安打 → 通算 18安打
高山(3年) 本日 1安打 → 通算 3安打