今年もやってきましたこの季節。出場チームは昨年より4増えて190となり、晴れて最激戦区の名を奪還。45分にも及ぶ選手入場、主催・来賓の挨拶、茅ヶ崎西浜の柳田主将による選手宣誓を経て、最後の選手退場。今年も全選手が一斉にバックスクリーンに走り出す「ワラワラワラワラウラワラワラワラ(ry」が見れると思いきや、各校が順番に走るように変更されていました…。まあ安全等を考えるとそちらのほうが良いのでしょうが。
向上vs横須賀総合の開幕戦に先立ち、藤沢商で甲子園出場を果たし卒業後は日本鋼管でも活躍した 堀江幹夫さん による始球式。ヘリから投下されたボールは珍しくマウンドのすぐ側に着弾、始球式の球も元エースらしく堂々としたものでした。
好カードのためか例年よりも多い観客の中、先発は向上が廣川、横須賀総合が山口で試合開始。向上は3回、先頭の廣川が左中間を破る2ベースを放つと、犠打で3塁に進み、川本の高いバウンドの二ゴロの間に判断良くホームに突入して先制点を挙げます。4回にも田端のタイムリーで向上のリードは2点に広がり、なおも1死2塁の場面で遠藤が外野を破ろうかという当たりを放つも、センターの橋本がダイビングキャッチ!帰塁していなかった走者をアピールプレイで刺してチェンジ、更なる追加点を阻みます。
2点目が入るまでは向上ペースの試合展開でしたが、このプレー以降は横須賀総合が巻き返しにかかります。6回に無死1塁から橋本が左中間を破るタイムリーで1点差…も橋本が三塁を狙って憤死、2死から2ベースが出たもののこの回は1点止まり。8回は先頭の関野がセンター前で出塁も三振ゲッツー、その後に連打が飛び出すも後続倒れ無得点。安打数では向上を上回るも詰めが甘く、横須賀総合1点ビハインドのまま最終回に突入します。
廣川は後半になり横須賀総合の打線に捕らえられるようになってきていましたが、最終回も塚脇にスイッチせずそのまま続投。先頭を空振り三振に打ち取りあと2人まで漕ぎ着けたものの、ここから急転直下の展開が始まりました。続く小村がライト前、土屋に対しては追い込むも死球。そして9回を投げ抜いた山口の代打・久貝がタイムリーを放ち、横須賀総合がついに追いつきます。なおも1死2・3塁、向上は満塁策を取ったものの、三富の打球は前進守備のショートのグラブを抜けてセンター前へ!昨年 に続く開幕戦での劇的なサヨナラで横須賀総合が初戦突破、次戦で東海大相模に挑むことになりました。