用事を済ませ神宮に着いた時には既に8回終了。序盤の打ち合いから継投合戦となった試合は慶應が終盤に2点を勝ち越し、早稲田の攻撃も残すところあと1回となっていました。連投の加藤拓も球威衰えず、先頭の中澤を三振、武藤センター前も茂木三振であと1人。しかし必死に粘る早稲田も小野田が三遊間を破り、佐藤旭が捕球に手間取る間に進塁して2・3塁。一打同点という場面で、代打石井を三振で試合終了!伊藤隼太主将の大活躍で完全優勝して以来、3年ぶり34回目となる優勝を果たしました。

首位打者は.477(=21/44)の武藤、ホームラン4本も谷田と並びトップ。打点は佐藤拓と2点差で惜しくも三冠王を逃したものの、不動の4番として見事な働きでした。最優秀防御率は0.89(41.1回4自責点)で加藤拓。昨日有原との投げ合いを制し、今日はクローザーとして3回を無失点。加嶋の離脱を補って余りある活躍で栄冠に輝きました。
さて優勝した慶應は3年ぶりとなる選手権の舞台へ。前回は決勝で惜しくも延長サヨナラで敗れているだけに、当時1年生だった今の最上級生には特に期するものがあることでしょう。当時を超える結果を期待したいですね!