松山の旅 1日目

堀井ジャパンの始動を観にいざ坊っちゃんスタジアムへ。石元のときは 故・竹田晃先生のご講話 と重なってしまい来れなかったので、今回が初めての冬の松山です。当初発表のスケジュールでは紅白戦の開始が10時半となっており、余裕で間に合うつもりで空港でみかんジュースをキメていたのですが、知らぬ間にJABAも真っ青の前倒しが行われていたようで、着いた時には既に3回に入っていました…。
 

今回の紅白戦は3チームによる総当たり戦。選出された右投手12人・左投手6人・捕手6人・内野手12人・外野手8人が均等に分かれ、足りない外野手は地元愛媛大の日出山が守備限定で務めることに。第1試合のAチームvsBチームはAチーム吉鶴・Bチーム山口が3・4回を投げ、ともにヒットは許すも無失点で抑え、5・6回はAチーム佐藤幻・Bチーム篠木。佐藤幻は最速153km/hに150超え連発と、1年生ながら既に選手権でも投げているその実力を遺憾なく発揮して無失点。一方の篠木は肩の違和感からは回復もまだ不安定で、勝手知ったる酒井捷・宗山との対決はストレートの四球で回避。それ以外の打者で何とかアウトを取り、規定の6回で試合終了。初回の2点でAチームが勝利しました。

第2試合のAチームvsCチームは1回の裏、Aチーム先発の齊藤からCチーム先頭の藤澤が右中間を破る2ベース!続く勝田も四球で出塁し、佐々木の2点タイムリーを呼び込みます。藤澤は後の打席でもライト前や大飛球など、ハマスタでの特大弾がフロックではないことを見せつけました。一方のAチームも2回にCチーム先発の徳山から立石3ベースと平野のタイムリー内野安打、4回には2番手の寺西から土山立石の連打で同点。Aチームの2番手国本は2イニングをパーフェクトに抑えます。
5回に入り、Aチームの3番手は佐藤柳でしたが、無死1・2塁から勝田のバントを3塁に悪送球してしまい失点。なお無死2・3塁とピンチは継続も、ここから人が変わったように菅谷水鳥佐々木を三者連続三振!1点差で6回を迎え、2イニング目のCチーム3番手市川に対し、1アウトから酒井捷が待望のライト前で出塁!続く土山のセンター前で3塁に進み、立石の犠飛で生還。背番号10の宗山とハイタッチを交わしました。さらに平野もレフト前で勝ち越しのチャンスが広がるも、宗山遊ゴロで同点止まり。そのまま引き分けで終わりました。

最後の第3試合はBチームvsCチーム。Cチームの先発は中村でしたが、先頭西川への初球にいきなり154km/h!渡部聖には157km/hを計測して遊ゴロに打ち取ると、2イニング目も球速は衰えず155km/hを連発。観衆の度肝を抜きました。Bチーム先発の坂口も負けじと無失点に抑え、0-0で迎えた4回表、CチームはBチーム2番手の宮原から四球とエラーで1死満塁のチャンスを作ると、柴崎がライト前に2点タイムリー、そして神里が紅白戦唯一となるライトスタンドへの3ラン!一挙に5点を奪います。Bチームもその裏、Cチーム2番手の木口から小出のセンター前タイムリーで反撃も1点止まり。5・6回はBチーム稲川、Cチーム東田が走者を出しつつも無失点に抑え、予定の3試合がすべて終了。AチームとCチームが1勝1分けで優勝を分け合いました。

というわけで当初の予定より1時間以上早く終わってしまったため、球場に併設の野球歴史資料館をじっくり見ていくことに。動体視力を測るゲームやストライク/ボールを判定するゲームで球審の苦労を味わった後、クイズにチャレンジ。第1問が「大リーグでDHが採用されているのは A.アメリカンリーグ B.ナショナルリーグ C.両方」という問題で、これは良い引っ掛け…と感心しながらCを押したところ、不正解判定で驚愕。その後の問題でも「福岡にあるのはダイエーホークス」「日ハムの本拠地は東京ドーム」「社会人野球では金属バットが使われている」とのことで、どうやら20年以上内容が更新されていないようでした…。
  

閉館時間になったところで球場を後にして松山駅へ。昼は空港で調達したじゃこ天じゃこカツしか口にしていなかったため、まずは駅前のステーキ店で栄養補給。続いてキスケで愛媛行脚の足跡を残し、市内電車で道後へ。宿に荷物を置き、飛鳥乃湯泉で汗を流してお茶菓子で至福のひと時を過ごしたところでこの日の行程は終了。明日に続きます。