第49回社会人野球日本選手権大会 決勝戦

15年前の都市対抗決勝 の再戦となったHondaとトヨタ自動車による決勝戦、片山と増居の先発で始まった試合は初回にトヨタが八木のヒットと四球でチャンスと作ると、逢澤がライトに打った瞬間の先制3ラン!2回にも2死満塁と攻め立て、無得点に終わったものの片山はこの回で降板。2番手の福島からも3回2死満塁とし、八木の見逃し三振でまたも無得点に終わったものの、最大限の圧力をかけ続けます。
それでも福島は2イニング目の4回を三者凡退に抑えると、5回の2死1・2塁も徳本を遊ゴロに打ち取って凌ぎ、6回先頭の三塚を三振に仕留めたところで降板。後を受けた3番手中村伊も7回の2死満塁を徳本中飛で乗り切り、結局2回以降は0を並べ続けてトヨタ打線を抑えきりました。
反撃に転じたいHonda打線でしたが、完封から中2日で登板の増居の前に走者こそ出るもののあと一本が出ず。2回の2死1・2塁は小口空振り三振、5回は1アウトから小口が2ベースで出たところで津田を代打に送るも不発。6回は2アウトから藤野辻野の連打で1・3塁も山下滉が右飛に倒れ、ホームが遠い展開。そのまま増居は9回も続投、辻野一ゴロ、山下滉遊直とアウトを重ね、山本もライト正面のフライに打ち取り試合終了!トヨタ自動車住友金属に並ぶ大会7度目の優勝を果たし、大会を通じて3勝2完封の増居は当然のMVP。敢闘賞は東野、首位打者は.563(=9/16)でトヨタ佐藤、打撃賞はJFE西日本古田が受賞しました。