4年ぶりに南浦和で行われた淡青祭を観てきました。いつもなら乗り換え無しで行けるところ、大井町の工事のため2回の乗り換えを強いられましたが、それはともかく今回も様々な趣向が凝らされた濃密な4時間でした。
いつもは演目の途中で行っていた運動会各部の戦績紹介が無く、時間の都合上スキップされたか…と思いきや、最後に4年生が壇上に整列した際に行う形式に。スポットライトを浴びて7年ぶりのシーズン2勝を紹介された藤田主将は一段と輝いていました。今年唯一のリーダー幹部として奮闘した長尾主将の後輩にあたる大原もベストナインを獲りましたし、来年は新主将のもと、さらに輝かしい戦績に期待したいですね!

7回目の開催となったオータムフレッシュリーグを観てきました。この日は第3試合のみの登場ということで、午前中は静岡で献血。お菓子をベッドまで持ってきてくれるという珍しいサービスを受けつつ無事完了、来年の卓上カレンダーをいただきました。
 

その後は静鉄フレッシュオールスター 以来7年ぶりとなる草薙球場へ。到着時には第2試合の静岡産業大vs筑波大が3-3の同点という状況でしたが、直後に筑波大が土屋のタイムリーで勝ち越し、5回にも一戸沼田の連続2ベースで追加点。2点リードで5回を終えたところで、オーロラビジョンをフル活用した参加校の紹介が流れましたが、柳田に直撃弾を打たれたわけでもないのに映らない区画が2つもあり、どうしても目についてしまいました…。
 

再開後は両チームの中継ぎが0で抑え続け8回へ。時間的にこの回が最後かという状況で、静産大は連打と牽制悪送球で1死2・3塁とすると、寺田がレフトオーバーのタイムリー2ベースで同点に追いつき、さらに大谷のショートゴロが悪送球を誘って勝ち越し。その裏を池田が華麗な3-6-1のゲッツーで締め、静岡産業大が勝利を収めました。

そして第3試合、相手は大会初参戦以来の静岡高校。先発の山崎は試合開始直後の初球を石橋にセンター前に弾き返されると盗塁を決められ、和田の右中間を破る3ベースで失点。さらに遊ゴロの間に和田に還られ、2点を先制される出だしとなります。それでも大山が1回2回と盗塁を刺し、3回名取にセンター前タイムリーを許すも後続は抑え、4回を3失点にまとめて降板。5回からの2番手は吉田、毎回走者を背負うもスクイズがチャージしたファースト正面への小飛球となる運や松本康の盗塁刺もあり、3イニングを無失点に抑えます。
一方打線は静高先発の左腕吉田の140キロ付近の速球に手が出ない展開が続くも、ようやく6回、2番手の磯部から石川がレフト前に落ちる2ベースで出ると、竹山がライト前に運ぶタイムリー。さらに荒井慶もライト線に2ベースで続くと、門田の遊ゴロの間に竹山が生還、挟まれた荒井慶も落球によりオールセーフ。1点差に迫り、なお無死1・3塁と逆転の大チャンスでしたが、後続が三振、スクイズ失敗、重盗を見破られての挟殺に倒れて逃します。
8回に入り、3番手の玉置が美しいワインドアップで無失点に抑え、その裏1死1・3塁のチャンスも後続が連続三振。9回は4番手の栗林が3人で抑えて裏に逆転サヨナラを賭けるも、静高3番手鈴木颯の前に三者凡退に抑えられ試合終了。前回対戦時から一気に競ったスコアになるも、あと一歩及びませんでした。

早大が春秋連覇 主将の印出太一「ホッとしてる気持ちとうれしい気持ち、半分」

https://www.nikkansports.com/baseball/news/202411120000973.html
慶應の意地によって実現した令和初の優勝決定戦は早稲田が2回に中村敢のタイムリーで先制すると、5回には小澤・石郷岡のタイムリーで3点を追加。慶應戦から中2日で先発の伊藤樹も明治打線に終始付け入る隙を与えず、9回もあっさり2アウトを取ると、最後は飯森を空振り三振に仕留めて完封。ネクストで出番を待っていた宗山に打順が回ることなく、早稲田が2015年以来となる春秋連覇を果たしました。
首位打者は.471(=16/34)で熊谷。2カード目の早稲田戦では無安打も、1週空けた東大戦では安達のアシストもあり3試合連続猛打賞の大当たり。慶應戦でも2安打を放って打率を維持したまま規定打席到達を確定付け、高山でもなし得なかった1年生での受賞を達成しました。最優秀防御率は1.17(54回7自責点)で渡辺和。中山の3ラン以外はすべて1失点以下という安定ぶりで、伊藤樹と僅差の状況で迎えた早慶戦にも見事投げ勝っての栄冠。途中離脱の外丸の穴を埋める奮戦ぶりでした。
そして中山が昨秋の酒井捷、春の大原に続き外野でベストナイン。最初の2カードでは僅か2安打も、続く慶應1回戦、渡辺和からの特大3ランから勢いに乗り、明くる2回戦では2安打にダメ押しの犠飛。最後は4試合連続2安打ずつ放って打率を爆上げし、酒井捷・大原を上回る.341でフィニッシュ。史上初となる同期ベストナイントリオの誕生となりました。春終了時点での 予言 が成就したことで、来年の揃い踏みが今から待ち遠しいですね!

第49回社会人野球日本選手権大会 決勝戦

15年前の都市対抗決勝 の再戦となったHondaとトヨタ自動車による決勝戦、片山と増居の先発で始まった試合は初回にトヨタが八木のヒットと四球でチャンスと作ると、逢澤がライトに打った瞬間の先制3ラン!2回にも2死満塁と攻め立て、無得点に終わったものの片山はこの回で降板。2番手の福島からも3回2死満塁とし、八木の見逃し三振でまたも無得点に終わったものの、最大限の圧力をかけ続けます。
それでも福島は2イニング目の4回を三者凡退に抑えると、5回の2死1・2塁も徳本を遊ゴロに打ち取って凌ぎ、6回先頭の三塚を三振に仕留めたところで降板。後を受けた3番手中村伊も7回の2死満塁を徳本中飛で乗り切り、結局2回以降は0を並べ続けてトヨタ打線を抑えきりました。
反撃に転じたいHonda打線でしたが、完封から中2日で登板の増居の前に走者こそ出るもののあと一本が出ず。2回の2死1・2塁は小口空振り三振、5回は1アウトから小口が2ベースで出たところで津田を代打に送るも不発。6回は2アウトから藤野辻野の連打で1・3塁も山下滉が右飛に倒れ、ホームが遠い展開。そのまま増居は9回も続投、辻野一ゴロ、山下滉遊直とアウトを重ね、山本もライト正面のフライに打ち取り試合終了!トヨタ自動車住友金属に並ぶ大会7度目の優勝を果たし、大会を通じて3勝2完封の増居は当然のMVP。敢闘賞は東野、首位打者は.563(=9/16)でトヨタ佐藤、打撃賞はJFE西日本古田が受賞しました。

日本シリーズの煽りを受けて保土ヶ谷に追いやられた関東大会。スーパーシードから僅差の試合を制してきた横浜と圧倒的な力で勝ち上がってきた健大高崎による決勝戦は初回健大が横浜先発織田の立ち上がりを攻め、2死1・2塁から小堀のセンター前タイムリーで先制。援護を受けた健大先発の石垣は等々力で見せた158km/hとはいかずとも常時140後半の最速154km/hで横浜打線を制圧。5回まで散発の3安打に抑え込みます。
突破口を開きたい横浜は6回裏、先頭の為永が初めての四球で出ると、奥村凌が送り、2アウトから奥村頼がレフトの頭上を越す2ベースで同点に追いつくも、直後の7回表、健大は先頭の杉山がレフト前、1アウトから栗原がライト前にヒットを放つと、ライトがファンブルする間に杉山は3塁へ。2塁が空いたことで栗原は盗塁に成功し2・3塁とすると、石垣が自らライト前に運ぶ勝ち越しの2点タイムリー。織田を降板に追い込むも、代わった片山が後続を断つと、その裏先頭駒橋の遊ゴロをショートがバウンドを合わせ損ない後逸。その後2死3塁となり、為永が左中間に、奥村が右中間に連続2ベースを放ち再び追いつき、石橋はここで降板。レフトに下がり、代わった下重が後続を打ち取ります。
同点のまま下重と奥村頼の投げ合いとなり、8・9回と互いに0で抑えて試合は延長タイブレークへ。表の健大は先頭の加藤がバントを試みるもファースト小野の好チャージで三塁封殺、石田雄が改めてバントして2死2・3塁となったところで、秋山を敬遠して満塁策。下重に打順が回ったところで健大は代打石田翔を起用、打球はピッチャー返しも奥村頼の好反応で投ゴロチェンジ無失点。下重に代打を出したことで石垣がレフトから再登板も、裏の横浜は先頭の為永が3塁線に沿って転がす絶妙なバントで1死2・3塁。ここで健大は守備のタイムを取るも、続く奥村凌の詰まった当たりは内外野の間に落ちるポテンヒットとなり、今村が歓喜のホームイン!劇的なサヨナラ勝ちで、横浜が2日連続の優勝を果たし、17年ぶりとなる神宮大会出場を決めました。

その後閉会式を見届けてハマスタへ。昨日で日本シリーズが終わったことでベイストアに長蛇の列が出来ていた一方で、横浜市長杯のチケット売り場にも行列。てっきり間違えて並んでいるのかと思いきや、軒並みそのままチケットを購入しており、すっかりこちらも秋の風物詩として定着した印象です。スタジアムに入り程なく開会式が始まり、市長・会長の挨拶を経て、今回の始球式は原辰徳氏。マイクで喋りながらマウンドに上るという斬新な登場で、残念ながら東海大はこの舞台には届かなかったものの、力のこもったボールを投じました。
栄えある開幕試合は中央学院大vs新潟医療福祉大。中院が清水、医福が飯濱の先発で始まった試合は2回まで互いにノーヒットも、3回表に中院が伊藤の2ベースを足掛かりに2死満塁のチャンスを作ると、常世田への押し出し死球で先制。さらに知念がライト前に運ぶ2点タイムリーで、3点を先行。しかし医福もその裏千田小川の連打で反撃に転じると、4回に安藤が大会第1号となる2ランを放ち1点差に迫ります。
その後中院は清水が続投、医福は2番手の後藤がロングリリーフで好投し、そのまま終盤へ。そして迎えた8回表、中院は2死2・3塁から金子がライト線への2ベースを放ち待望の追加点を挙げると、9回には医福3番手の早川から宮田がダメ押しとなるレフトオーバーのタイムリー2ベースを放ち、その裏を清水が抑えて完投勝ち。中央学院が優勝した3年前以来の神宮大会に向けて好発進する一方で、大会初出場の新潟医療福祉大の初勝利はなりませんでした。

今季ここまで先発した全試合で5イニング以上を投げ続けてきた鈴木太でしたが、初回先頭の齋藤を死球で出してしまうと、小林隼にサードの頭上を越す2ベースでピンチを広げられ、鈴木唯の犠飛で失点。この1点で留められればよかったのですが、山形にタイムリーを許して2点目を失うと、2回には田中優を四球で出してしまい、齋藤のヒットから小林隼のタイムリーで3点目を失ったところで無念の降板。平田がリリーフも、ファーストが入っていない1塁に牽制球を投げてしまい3塁走者の生還を許すと、さらに鈴木唯柴田山形と3連続長打を浴び、5点のビッグイニングを作られてしまいます。それでも回ってきた打席に立ち、ヒットを打たれつつも5回まで投げ抜きました。
6回からはここまで無失点の森岡が登板。有終の美を飾りたいところでしたが、1アウトから山形に被弾すると、回跨ぎの7回には小林隼・柴田に2ランを被弾…。さらに連打で2死1・3塁のピンチも、ここは大山を左飛に打ち取り2イニングを投げ抜きました。8回は前田が三者凡退に抑え毎回安打を阻止すると、9回は松本慎。ここまで不本意な登板が続いていましたが、しっかり修正して最速139km/h、3人で打ち取り防御率を改善させてシーズンを終えました。
一方の打線は立教先発田中優の前に初回中山がヒットで出塁も直後に牽制で誘い出され、以後は凡退続き。7回に3番手の森本から中山が三塁線を破る2ベースも後が続かず、8回は4番手塩野目の前に三者三振。残すは9回のみとなった場面で、5番手の三河から橋元が死球で出ると、青貝もストレートの四球で続き、酒井がライトフェンス直撃のタイムリー2ベース!完封を阻止し、中山は猛打賞がかかった打席もよく見て四球。満塁となり、大原が右中間を破る走者一掃のタイムリー2ベース!!続いては途中から守備に入っていた網岡、リーグ戦初打席で打ちに行きたいはずのところをよく堪えて四球を選ぶと、杉浦もしっかり四球。三河を降板に追い込み、なお無死満塁と反撃ムードは最高潮も、急遽登板の吉野の前に榎本藤田連続三振。代走から打席に入った堀部がストレートの押し出し四球で繋ぐも、青貝が初球を打ち上げた打球は大空を突き抜けるように高々と舞い上がり、大山がキャッチして試合終了。今年の戦いが終わりました。

立大 - 東大 2回戦
R 251 001 400 13
T 000 000 005  5
R ○田中優-加門-森本-塩野目-三河-吉野
T ●鈴木太-平田-森岡-前田-松本慎

50安打への道

酒井(3年)本日 1安打 → 通算 30安打
中山(3年)本日 2安打 → 通算 26安打
大原(3年)本日 1安打 → 通算 17安打

100奪三振への道

鈴木太(4年) 本日 1奪三振 → 通算 26奪三振
平田(4年) 本日 1奪三振 → 通算 39奪三振
森岡(4年) 本日 1奪三振 → 通算 2奪三振
前田(2年) 本日 2奪三振 → 通算 9奪三振

東大 - 立大 1回戦
T 000 000 002  2
R 000 000 012x 3
T ●渡辺
R 竹中-○吉野

50安打への道

中山(3年)本日 2安打 → 通算 24安打
内田(4年)本日 1安打 → 通算 22安打
大原(3年)本日 2安打 → 通算 16安打
杉浦(3年)本日 1安打 → 通算 10安打

100奪三振への道

渡辺(3年) 本日 3奪三振 → 通算 24奪三振