幸運にもオーナーズシートを2枚入手したので、久しぶりに母とハマスタに行ってきました。なんと3塁側ベンチのすぐ上という超良席で、過去に神奈川リーグや横浜市長杯では何度か座ったことがあるものの、プロ野球では初めての体験。普段の神宮外野まったり観戦とは比べ物にならないド迫力です。
 

そして試合開始。今永が初回三凡と順調な立ち上がりを見せると、その裏ヤクルト先発ブキャナンからソトがライトにホームラン!幸先良く先制に成功も、立ち直ったブキャナンから追加点が奪えず試合は膠着状態に。今永も中盤に入って球が荒れだし、6回には2死から青木2ベース山田四球で1・2塁。ここは村上を中飛に打ち取り凌いだものの、7回にも2死から中村に2ベースを許し一打同点のピンチ。続く代打西田にも3ボールとなったところで、バッテリーは申告敬遠を選択して1・2塁に。そして代打雄平にも3ボールとなるも、フルカウントまで持ち込み最後は空振り三振!後半苦しみ球数こそ122球と多くなったものの、7回無失点11奪三振と先発の役目を立派に果たしました。
すると直後の攻撃、2番手マクガフから筒香が内野安打で出ると、2死2塁から柴田が右中間を破る3ベース、伊藤光もセンター前に運び連続タイムリー!ピンチを演出してブキャナンに代打を出させたことが功を奏し、リードを広げます。
しかし直後の守りでエスコバーが青木をヒットで出して降板、代わったパットンも2死2・3塁とピンチを広げると、バレンティンの流し打ちにロペス飛びつくも及ばず2点タイムリー…。なお2死2塁と一打同点の状況が続くも、大引を遊ゴロに打ち取りピンチ脱出!9回は山崎が3人で締めて試合終了、月間勝ち越しを決めて5月を良い形で終えました。
 

昨日MHPSが1抜けを果たしたことで、この日の試合は勝てば天国・負ければ地獄の第2代表決定戦。予想通り岡野と大場の先発で始まった試合は3回裏に渡邉のタイムリーでENEOSが先制、4回にも先頭山崎がヒットでチャンスを迎えますが、村上のバントが二封され、川口ヒットも後が続かず無得点という勿体無い攻め。すると直後の守りで大場が1死1・2塁のピンチを招き、小川にフライを打たせるもショートレフトセンターが群がった挙句に村上が落球…。満塁となると、続く金子に右中間を破られ走者一掃タイムリーとなって逆転を許します。
それでもENEOSはその裏2死満塁のチャンスを作ると、村上が汚名返上のレフト前タイムリーを放ち1点差に追い上げ。そして6回表に大場が2死2塁のピンチを招いた場面で、昨日先発で7イニングを投げた藤井を連投のマウンドに送ります。無事望月を中飛に打ち取り、ワンポイントの任務完了…かと思いきや何と7回も続投。1死2・3塁のピンチを招くも三振右飛で切り抜けますが、3イニング目となった8回にはもはや疲れを隠せず3四球で1死満塁とされると、小川にはフルカンから僅かに外れる押し出し…。藤井はついに降板、江口がリリーフも、金子松本に連続タイムリーを浴び、この回あまりにも決定的な4点が東芝に入ります。
心強い援護を受けた岡野は9回も続投。ENEOSも真鍋・渡邉にヒットが出て喰らいつくも、最後は山崎が遊ゴロに倒れ試合終了。東芝が西関東第2代表に滑り込みました。

MVPは江越海、優秀選手は金子、敢闘賞は藤井、最優秀投手はMHPS大野、首位打者は.556(=5/9)でMHPS久保。JX-ENEOSは4年連続の予選敗退と厳しい冬が長引くことになってしまいましたが、MHPS東芝のどちらかが黒獅子旗を持って帰ることで、来年の都市対抗は3チーム揃っての熱い冬にしたいですね!

第1代表に王手をかけたMHPSは前日DHの龍をレフトに、キャッチャーには平野を入れて臨みましたが、初回龍の落球で先制を許すと、2回には平野の盗塁悪送球からの暴投で追加点を許すという裏目に出る展開。4回には2死2・3塁から田中に2点タイムリーを許し、先発の浜屋は4失点で降板となります。
一方JX-ENEOS先発の藤井は序盤から三振を量産。大学時代に上茶谷甲斐野梅津らの陰に隠れていたのが信じられないような快投を見せ6回まで無失点、7回久木田にタイムリーを許しなお2死1・2塁も、八戸のセンターに抜けようかという当たりをセカンド川口が止めてすぐさま3塁に送球、オーバーランした走者を仕留めるファインプレー!藤井は7回1失点、新人ながら大一番に起用された期待に十二分に応えます。
このリードを守りきるべく8回は柏原が登板。雨が本降りとなる中で簡単に2アウトを取るも、龍を四球で出すと、続く竹内に右中間を破られまず1点。さらに久保も歩かせ1・2塁となるも、二橋にはファールフライを打ち上げさせチェンジ…かと思いきや落下点に入ったサードが落球…。すると打ち直しの一打はレフトの頭上を越える2点タイムリーとなり、ついにMHPSが同点に追いつきます。
それでもENEOSは代わった江口が後続を断ち同点で食い止めると、土を入れて仕切り直しとなった直後の攻撃で先頭高橋四球、小林送って1死2塁のチャンス。続く田中が三遊間を破り、泥濘でスタートが遅れた高橋を刺そうとした送球が逸れる間に高橋還ってENEOS再び勝ち越し!
そして9回のマウンドも江口が続投。八戸を左飛、矢野2ベースも常道を見逃し三振に仕留めて2アウトまで漕ぎ着け、江越海に対しても2-2。あと1球まで追い込み、一塁側のボルテージは最高潮に達するも、弾き返された打球は背走するライトの遥か上、ライトスタンドに突き刺さる2ラン…。代走からの途中出場がまさかの一発でMHPSが土壇場で逆転すると、ENEOSにはもはや再逆転する力は残っておらず、あっさり三凡で試合終了。MHPSが西関東第1代表の座を射止め、昨年優勝の大阪ガスに続くドーム2番乗りを果たしました。

都市対抗西関東予選のため今年初のハマスタへ。ライト側にウイング席が増設されたのは既に知るところでしたが、その傍らでこっそりとリボンビジョンが縦に長くなっていました。
 

先発は東芝が宮川、MHPSが大野。宮川はその初球に151km/hを出すと、続く2球目は154km/h!圧巻の投球で初回を三者凡退に抑えると、直後に東芝打線はピッチャー強襲の内野安打で出た松本を吉田が送り、福山のライト線へのタイムリーで先制。4回にも2死2塁から福山が今度は左中間を破るタイムリーで追加点を挙げ、すっかり東芝のペースかと思われました。
しかし3回まで無失点に抑えていた宮川も中盤に入ってMHPS打線のタイミングが合いだし、4回1死1塁から久保が粘りに粘った末にライト前でチャンスを広げると、続く二橋のレフト線タイムリーでまず1点。5回にも2死からヒットで出た常道が盗塁を決め、河野がライト線にタイムリーを放って追いつきます。
そして終盤に入り、7回裏のMHPSの攻撃は先頭矢野が四球で出ると、宮川の牽制が逸れる間に二進。常道がきっちりセカンドに転がして1死3塁となった場面でついに宮川降板、福本がリリーフも、龍が高々とレフトに犠飛を打ち上げてMHPSが勝ち越しに成功します。援護を受けた大野は最速130半ばながらもリハビリ時に身につけた投球術で東芝打線を手玉に取り、5回以降はヒットを許さず完投勝利。MHPSが第1代表に王手をかけました。

先発は小林大と中川。小林大の立ち上がりは初回先頭の宮崎仁をヒットで出し盗塁を決められるという昨日と同様のパターンで1死3塁のピンチを迎えるも、追い込んでからの前進守備が功を奏して無失点スタート。すると2回、先頭武隈のレフト前から死球四球で無死満塁。中川を打ち崩す大チャンスでしたが、大音が投ゴロで本塁封殺されると、小林大のスクイズを見破られ3塁走者アウト、さらに飛び出した大音も挟まれゲッツー…。好機をむざむざ潰してしまうと、直後に小野大のタイムリーで先制を許してしまいます。
それでも4回、辻居のレフト前から2死2塁のチャンスを作ると岡がライト前に落とす技ありの同点タイムリー!中川に4回途中まで7安打を浴びせて引きずり下ろすと、5回には2番手栗尾から大音が高々とレフトスタンドに放り込むホームラン!前の打席でそれが出ていれば…と思いつつも、ともかく勝ち越しに成功します。
しかし直後の守りで先頭小野大を歩かせると盗塁を決められ、バントと四球で1死1・3塁のピンチ。柴田の代打冨永に対し3ボールから高く外れる球もバットに当たりファール、助かった…と思いきや直後にレフト前に弾き返され試合は振り出しに。それでも粘り強く投げ続けた小林大でしたが、8回1死1・2塁の場面でまたも打席には冨永。嫌な場面でしたがバントを打ち上げてくれて捕邪飛で2死、最大の山場を乗り切った…と思いきや、直後の代打田中大にしぶとく一二塁間を破られ、勝ち越しを許してしまいます。
小林大は9回も続投も、先頭宮慎を歩かせると、2死3塁から暴投で失点…。それでも4失点で自身初の9回完投を果たし、打線に望みを託すも、立教の継投の前に6回以降は無得点。相手を上回る10安打を放つもホームは遠く、令和初の勝利は秋へ持ち越しとなりました。

立大 - 東大 2回戦
R 001 001 011 4
T 000 110 000 2
R 中川-栗尾-○比屋根-中崎
T ●小林大

50安打への道

笠原(3年) 本日 2安打 → 通算 18安打
梅山(3年) 本日 1安打 → 通算 12安打
辻居(4年) 本日 2安打 → 通算 41安打
武隈(3年) 本日 2安打 → 通算 8安打
岡(3年) 本日 1安打 → 通算 22安打
大音(2年) 本日 1安打 (1HR) → 通算 5安打 (1HR)
小林大(4年) 本日 1安打 → 通算 8安打

100奪三振への道

小林大(4年) 本日 8奪三振 → 通算 69奪三振



続いて第2試合のM-H。昨日終盤に意地を見せるも土壇場で引き分けに持ち込まれた法政でしたが、この日は初回先頭の宇草がヒットで出ると、宮本のバントが悪送球を誘って無死1・3塁。このチャンスに福田タイムリーで先制を果たすと、安本押し出し死球、さらに2死から渡邉がレフトスタンドに飛び込む満塁ホームラン!怒涛の攻撃で6点を奪い、明治先発の竹田を1回でKOします。
いきなりの大量ビハインドで明治は明日に切り替えていくかと思いきや、なんと2回から伊勢を投入。2イニングを安本ソロの1点に抑えると、打線も奮起し4回北本喜多の連打から2死2・3塁のチャンスを作り、代打に日置を起用。いい場面がリーグ戦初打席となった期待に応えて三遊間を破るタイムリーを放つと、返球が乱れる間に2塁走者も還り2点を返します。
とは言えまだ5点差ある状況でしたが、4回から磯村を投入。何としても今日決めるという強い采配に打線も一段と奮起し、5回に北本タイムリーで追い上げると、さらに2死からリーグ戦初打席の長南がライト前タイムリーを放ち、法政先発の鈴木をマウンドから引きずり降ろします。
依然3点を追う状況でしたが、これで試合の流れはすっかり明治に。法政2番手の高田孝に対して6回2死からの3連打で2点差に迫ると、7回には喜多の2ベースから1死1・3塁として日置の三ゴロを安本がファンブルする間に喜多生還、さらに代打公家がセンター前に落ちる同点タイムリー!さらに8回、3番手新井から北本が内野安打で出ると、2死から代打松下が左中間を真っ二つ、北本還ってついに明治勝ち越し!!
その裏を入江がきっちり抑えると、9回は森下が登場。宮本を三ゴロ、福田を一ゴロ、そして伊藤を空振り三振に仕留めて試合終了!試合の流れを的確に読んで選手起用を悉く当てた明治が7点差をひっくり返し、40回目の優勝を決めました。

優勝インタビューはプロ併で時間が押していたためか善波監督のみ。30年ぶりに復活させた猪のワッペンに触れ、これの加護で苦しい展開でも何とか出来たとのこと。1敗のち9連勝で優勝を果たしたその勢いに乗り、選手権でも平成のうちに果たせなかった春の日本一を実現させてほしいですね!

この日の試合はスカパーナイターということで、始球式はCMでお馴染み小池栄子さん。金本氏からビデオメッセージで激励を受けると、ノーバンこそならなかったものの物怖じせず見事な始球式でした。
 

試合は石川と柳の両先発がピリッとせず打ち合いの展開に。3-2と中日1点リードで迎えた5回裏のヤクルトの攻撃は先頭の中村が2ベースで出塁したところで、スタメン落ちの村上が満を持して代打で登場も大島の範囲内のライナー…。しかし太田が14球粘った末に四球を選び、青木も四球で1死満塁。打席には山田という願ってもない場面でしたが、痛烈な打球は高橋のグラブにライナーで収まり、太田戻れずゲッツー…。
絶好の場面を潰してしまったことで、直後に登板したハフが松井佑にタイムリーを許すと、7回にはマクガフが内野陣に足を引っ張られた挙句無死満塁から高橋タイムリー。これ以上リリーフを使いたくない状況でマクガフは回跨ぎも、大島にタイムリーを浴び、なお2死1・3塁となったところで降板。急遽風張が登板も、満塁にしてから高橋に走者一掃のタイムリー3ベースを浴び、さらに高橋も暴投で還すというオチをつけてしまいこの回5失点で勝負あり。ヤクルトは泥沼の10連敗を喫しました。

まずは第1試合のH-M、優勝に王手をかけた明治は初回内山のタイムリーと暴投で2点を先制すると、3回にはセーフティバントを決めて出塁した丸山がその快足で2度のバント野選を誘って無死満塁。法政先発の内沢を引きずり下ろすも、代わった鈴木の前に三振とホームゲッツーで無得点。6回に添田犠飛で追加点を挙げるも、7回の1死3塁を渡邉がスクイズゲッツーで潰してしまい、なかなかトドメを刺せない展開が続きます。
それでも明治先発の森下は7回まで無失点。いよいよ優勝が見えてきた8回表でしたが、先頭の福田を歩かせると、1死から舩曳がライト前でチャンスを広げ、2死から代打中村迅がライトスタンドに飛び込む同点3ラン!リーグ戦初ヒットがここ一番での殊勲打となって追いつくと、9回2死1塁から福田がライトオーバーのタイムリーを放ち、ついに勝ち越しに成功します。
あとはこの1点を守り切るべく三浦を投入。内山北本を打ち取って勝利は目前となるも、喜多が打った瞬間に分かるライトスタンドへの特大弾で土壇場で同点!互いの意地がぶつかりあった熱戦はプロ併用日のため引き分けに終わりました。


続いての第2試合、明治戦でホームランを放つなど打撃好調の石元がサードで初スタメンに入り、山下朋がセカンドに回りました。立教先発の田中誠に対して初回先頭の笠原がセンター前に落ちるポテンヒットで判断良く2塁を陥れ、2死1・3塁のチャンスを作るも武隈三振で無得点。するとその裏、明治戦に続き1回戦の先発を任された坂口が先頭宮崎仁を歩かせると盗塁を許し、2本の外野フライで先制を許してしまいます。
続く2回は先頭をエラーで出すも大音が盗塁を刺して乗り切り、3回は三凡と調子が出てきたかに見えた坂口でしたが、4回江藤山田の連打から1死2・3塁のピンチを招くと、藤野のスクイズを坂口がファンブルしてオールセーフ…。さらに田中誠にもタイムリーを許すと、5回には死球を発端に無死満塁で山田を迎えるという絶体絶命の状況。幸運にもサード正面のライナーに打ち取り、続く柴田の犠飛による1点で切り抜けたものの、5回を4失点で降板となります。
6回以降は小宗→奥野のリレーで立教打線を無安打に抑えて打線の奮起を待つも、田中誠のここぞの場面でギアを上げてくるピッチングの前に好機の一本が出ず。笠原・石元の2安打ずつに終わり、完封を喫しました。

東大 - 立大 1回戦
T 000 000 000 0
R 100 210 00X 4
T ●坂口-小宗-奥野
R ○田中誠

50安打への道

笠原(3年) 本日 2安打 → 通算 16安打
石元(3年) 本日 2安打 → 通算 6安打

100奪三振への道

坂口(4年) 本日 1奪三振 → 通算 12奪三振