微妙な空模様でしたが、大田スタジアムの改装が完了したとのことで観に行ってみることに。昼間の時間帯で大森駅からの直通バスが無いというトラップに引っかかりつつも到着。昨春 以来の大田はお洒落な外観に、中もエレベーターや車椅子用席が完備。すっかり今風の球場に生まれ変わっていました。
  

今回のイベントは東京ガスvs東都選抜の交流試合。都市対抗予選では神宮の地を踏むこと無く敗退したガスは上武大から新加入の寺沢が先発も、東都は先頭の菅がレフト前で出ると、根本送って内山がライトスタンドに弾丸ライナーで打ち込む2ラン!早速改装第1号が飛び出して東都が先制します。
一方東都先発の糸川は走者を出しつつも2回を無失点。神宮大会優勝投手の名に恥じない投球を見せると、2番手山本龍が3・4回とガス打線を3人ずつで片付け、ここまでは東都のペース。しかし3イニング目となった5回、山口に左中間を破られる3ベースを許して走者を背負うと投球が不安定になり、1死1・3塁から庄野ライト前タイムリー、さらに2死満塁から押し出しの四球を与えて追いつかれます。
追いついたガスは直後に臼井を投入する本気の継投。菅・内山にヒットを許すも無失点で切り抜けると、その裏1死2塁から山口ファーストへのゴロも山口の足が勝り内野安打、さらにトスがグラブをこぼれ落ちる間に走者還ってガスが勝ち越し。この1点を臼井・菅野が東都の代打攻勢を退けて守りきりました。

社会人が貫禄を見せる結果となったものの、東都も1部~4部まで勢揃いした文字通りのオールスターで互角に戦ったのは立派の一言。こけら落としとして存分に楽しめた試合でした。

明大・森下V歓喜「一番高く跳ぼう」ドラ1候補底力

https://www.nikkansports.com/baseball/news/201906170000635.html
明治大と佛教大による決勝戦は3回に明治が敵失とボークで3点を先制も、今大会三度0-3のスコアをひっくり返してきた佛教は福森が明治打線の勢いを止めると、打線も中盤以降毎回森下にヒットを浴びせる展開。嫌な流れが続くも、森下がここぞの場面で踏ん張ると、ようやく9回に6イニング目の福森を捕らえて喜多の走者一掃タイムリーでダメ押し。森下は完封こそ逃したものの10K完投、明治が38年ぶりの優勝を果たしました。MVPと最優秀投手(2勝・防御率0.50)は森下、首位打者は.538(=7/13)で北本、敢闘賞は木下、特別賞は一昨年の東海大北海道に続き道勢で4強入りを果たした東農大北海道チーム。
さて明治・佛教といえば明治安田生命が誇るダブルエース大久保・古田の出身校。奇しくも4年ぶりの都市対抗出場を決めただけに、この勢いに乗って東京ドーム初勝利を、そしてさらにその上を目指してほしいですね!

雨で1日延びての準決勝、第1試合の東農大北海道vs明治大の先発は林と竹田。今大会初の先発を任された竹田でしたが初回新宅に被弾し先制を許すと、2回には自身の牽制悪送球も絡み2死1・3塁のピンチ。中飛でどうにか乗り切ったものの、2イニングで4安打を許す厳しい展開に、この回限りでマウンドを降ろされます。
それでも打線は直後、先頭の北本がヒットで出ると、喜多のフライをセンターが見失い内外野の間に落ちるポテンヒットとなり、返球も乱れる間に北本還り同点!なおも無死2塁も後続倒れ勝ち越しのチャンスを逃すと、立ち直った林の前に3~5回と無得点。6回からは林と同じ1年生ながら2人で春のイニングの大半を賄った伊藤茉に継投され、6・7回と無得点が続きます。
竹田降板後は伊勢が3回からロングリリーフ、ヒットすら許さない快投で農大打線の勢いを止めるも、打線も援護できずはや8回裏。タイブレークが見えてきた状況で、1死から丸山がライト線への2ベースで出塁。内山二ゴロで2死3塁となり北本を迎えた場面で伊藤茉の投球がワンバンして後ろに跳ねると、丸山が判断良くホームに駆け込み明治勝ち越し!
さらに北本四球で伊藤茉は降板し、3番手で中村が登板。いきなり150km/hを計測してスタンドが沸くも、喜多ドンピシャのスイングでバックスクリーンに飛び込む2ラン!!続く和田も四球、代走松下が飛び出し挟まれるも落球で命拾いすると陶山がライト線にタイムリー!明治が一気に4点を勝ち越すと、9回も伊勢が続投し、代打田辺にヒットを許すも最後は永田を空振り三振に仕留めてゲームセット。明治がベスト4の壁を破り、優勝した1981年以来38年ぶりの決勝進出を決めました。


続いて第2試合の佛教大vs東海大、先発は中山怜と山崎。佛教は初回先頭の八木がヒットで出ると、吉村のバントをサードが見送るも切れず内野安打、さらに石井四球で1死満塁のチャンスも、後続がニゴロ三振で無得点。4回には無死1・3塁のチャンスもスクイズで3塁走者のスタートが遅れホームアウトになるなど好機を潰し続けると、その裏東海は1死から藤井植村長倉宮地の4連打に高田犠飛で3点を先制します。
これで試合は東海ペースかと思いきや、直後に佛教は野嶋の完璧な当たりの2ランで反撃。東海は2番手の松山に継投も、6回先頭坪倉がヒットで出ると、森本のバントをサードが2塁に悪送球で1・2塁、続く前田のバントも松山が1塁に悪送球してボールがブルペンを点々とする間に2者還り逆転!さらに八木の猛打賞となるタイムリーでこの回3点を挙げると、8回には2死1・3塁から岡田のポテンタイムリーでリードを広げます。
佛教は4回途中から中山怜をリリーフした木下が好投して東海打線を封じ込めるも、8回守備の乱れから藤井にタイムリーを許し2点差に。そして9回も続投、先頭を死球で出すも2アウトまで漕ぎ着け、串畑を投ゴロに打ち取り試合終了…かと思いきや悪送球。1・3塁と同点の走者が出塁し、続く小松の打球は3塁線を襲うも、サード森本がダイビングキャッチ!佛教大が京滋リーグ代表としても初の決勝進出を果たしました。

またもオーナーズシートを2枚入手したので、今度は父とハマスタに行ってきました。この日は6年ぶりに帰ってきたモーガンによる三番勝負の3日目ということで、柳沢慎吾氏も交えて寸劇開始。舞台は横浜と花咲徳栄による選手権決勝、9回裏同点で2死満塁という横浜サヨナラのチャンス。たまらず徳栄はモーガンを投入。メンバーがマウンドに集合するも、落ち着かせるための小ジャンプでモーガンが負傷、担架で退場…。治療を受けて戻ってきたものの、暴投で横浜サヨナラ!最後は乙坂・楠本の両校OBにキャッチャー役の嶺井も交えて校歌斉唱による大団円となりました。
   

そして試合開始。先発の上茶谷は初回先頭の秋山を四球で出すも、源田のピッチャー返しが差し出したグラブにダイレクトに収まり、秋山戻れずゲッツー!続く外崎を見逃し三振に仕留めて無失点で切り抜けると、その裏横浜市長杯以来4年ぶりのハマスタ凱旋を果たした松本航から宮崎がライト前に落ちるタイムリーを放ち、幸先良く先制に成功します。
しかし続く1死1・2塁や2回1死1・3塁の追加点のチャンスを逃しているうちに、4回先頭の外崎に初ヒットを許すと、2死から中村にライトフェンス直撃の2ベースで追いつかれ、さらに栗山にもライト線への2ベースで逆転を許してしまいます。それでも上茶谷は5回を2失点でまとめると、その裏代打乙坂を出され御役御免。その乙坂が2ベースで出塁、神里バントも転がりすぎて乙坂スタート出来ずも松本航が3塁に投げオールセーフ。さらに石川四球で無死満塁とビッグイニングのチャンスを迎えるも、宮崎の犠飛で3塁を狙った神里が挟まれ1点止まり…。このプレーの懲罰か神里は下げられ、代わりに乙坂がそのままセンターに入ります。
ともかく同点に追いついて2番手は三嶋も、1死から連打で1・3塁のピンチを招きメヒアの犠飛で勝ち越しを許すと、8回にはエスコバーNPB公式戦では左投手史上初となる160km/hを計測!

…するも岡田にしぶとくライト前に落とされるタイムリーで2点差に広げられてしまいます。
打線も西武2番手平井の前に7回の1死1・2塁も活かせず敗色濃くなってきた8回裏、西武3番手ヒースに対して1アウトから佐野がライト前。伊藤光三振も柴田がよく見て四球を選び、乙坂は途中出場ながら猛打賞となる内野安打で満塁。このチャンスに代打楠本がコールされると、超満員の期待に応えて打球はレフトスタンドに飛び込む逆転の満塁ホームラン!9回は山崎が3人で抑えて試合終了、寸劇出演コンビの大活躍による劇的勝利でカード勝ち越しを決めました。

全国の先陣を切って神奈川大会の組み合わせ抽選が行われ、181チーム(189校)の組み合わせが決まりました。
http://www.kanagawa-baseball.com/summer/2019/

注目のノーシード爆弾の行方は桐蔭が向上ブロック、慶應が相模ブロック。順当に行けば相模と慶應が4回戦で激突することになり、相模原は朝から満員札止め間違いなし。また開幕カードは金沢vs津久井浜、選手宣誓は荏田の宇賀神主将に決まりました。
そして開幕戦の始球式を務めるのは横浜高校前監督の渡辺元智氏。孫が一軍で結果を出し始めているだけに、まだまだ若いものには負けないと気迫の一球を投じてほしいですね!

雨で1日延びた南関東第1代表決定戦のJFE東日本vsHonda、中林と川端で始まった試合は初回JFEが中澤今川の連打でチャンスを作ると、峯本が三塁線を破る2点タイムリーで先制。さらに中嶋が左中間を破るタイムリーで3点目を挙げ、川端を1回途中で降板に追い込みます。
一方のHondaも佐藤の2本のソロで反撃を図るも、JFEはその度に加点して試合の主導権をガッチリキープ。そして3点リードの6回から満を持して須田を投入します。嘗ての若獅子賞投手が9年ぶりにチームを引っ張る立場として戻ってきたマウンドで連打を許さずHonda打線の勢いを止めると、平山快のソロで4点差となった9回もそのまま続投。1死2・3塁から篠塚一ゴロの間に1点を失ったものの、最後は鈴木を二ゴロに打ち取り試合終了!JFE東日本がJFEとなってからは初の第1代表に輝きました。

東京予選もついに今日が最後。休養十分のセガサミーに対して3連戦の明治安田生命でしたが、初回セガの守備の乱れに乗じてノーヒットで先制すると、3回には2死1・2塁から泉澤大野の連続タイムリーでセガ先発東をKO。代わった陶久からも小川がタイムリーを放ち、5回には3番手田中に対して2死から走者を溜め、井村が粘って四球を選び押し出し。昨日までの鬱憤を晴らすように得点を挙げてセガを突き放します。
9回1失点完投負けから中1日での登板となった明安先発大久保でしたが、毎回のようにヒットを許し走者を背負うもここぞの場面でさすがの粘り。2回の無死3塁は内野ゴロと三振で凌ぎ、4回は高卒ルーキーの大谷にフェンス最上部直撃の2ベースを許すも後続を打ち取り、5回には2死2塁から北阪にレフト前に運ばれるも井村のレーザービームで本塁アウト!守備にも助けられ無失点を継続します。
セガは5回途中から登板の横田が明安打線の勢いを止めて追加点を許さずも、大久保もゼロを並べ、いよいよ試合は9回裏。政野大谷を打ち取ってあと1人まで迫るも、諦めないセガは輝彦を解禁すると、宮川四球須田ヒットで反撃。1・2塁となって今日好調の砂川を迎えるも、追い込んでから三ゴロに打ち取り試合終了!大久保の見事な完封で、明治安田生命が東京最後の椅子に滑り込みました。