例年より大分早く、富山で行われる第8回六大学オールスターの詳細が発表になりました。
http://www.big6.gr.jp/game/specialgame/2019toyama/2019toyama.html

今回のチーム名はネタが無かったのか語呂合わせで立山レンポーズ(明立法)と富山ワーンズ(慶早東)。東大からはこの春の活躍で抜擢された坂口・地元勢の柳川の他に大音・青山・山下朋・武隈・辻居・岡の8名が選出され、富山県高校出身者としては柳川に加えて社会人対抗戦やフレッシュリーグで登板した杉下が選ばれました。
さて今回の会場であるアルペンスタジアムプロ野球の開催経験も豊富ということもあり、アクセス面の心配もさほど要らないはず。その分富山県の観光を思いっきり楽しんできたいですね!

JR東日本が伊藤、明治安田生命が古田の先発で始まった第3代表決定戦。昨日ノーノーを喰らいながらも野手スタメンを変えずに臨んだ明安は3回先頭の宮川がチーム12イニングぶりのレフト前ヒットで出ると、木田にもヒットが飛び出し2死満塁。このチャンスに大野がフルカウントからセンター前に弾き返す2点タイムリー!さらに小川の一ゴロを丸子が後逸し、この回3点を先制します。
古田は3回までJR打線を無得点に抑える上々の立ち上がりも、援護を受けた直後の4回小室2ベースから渡辺にレフトへの2ランを許し1点差。さらに5回には先頭拜崎センター前、続く嘉数のバントを刺そうと古田2塁送球も大きく逸れ、佐藤ライト前で満塁。東條を打ち取り1死となったところで降板しリリーフに託すも、代わった高橋が丸子に汚名返上のレフト前同点タイムリー、さらに小室の打席で道端飛びつく遥か上を行く大暴投で勝ち越しを許し、1死も取れず降板の憂き目に遭います。
なお1死2・3塁とピンチは続くも三宮が火消しに成功すると、6回には圧巻の三者連続三振!そのまま9回までをパーフェクトに抑え、味方の反撃を待ちます。しかし打線はJR2番手太田の速球に振り負け、7回から登板の3番手西田に対しても7・8回と無得点。1点ビハインドのまま試合は9回裏に入ります。
ビハインドとは言え、大宮での同カードでは9回に追いつき10回に勝ち越したとあってまだ予断を許さない展開。すると先頭の道端がレフト前で出塁、宮川送って1死2塁と同点のチャンスを作ります。代打尾嶋は三振で2アウトも、木田がフルカウントから粘りに粘って四球をもぎ取り逆転サヨナラの走者が出塁。新城に対してもフルカウントとなり、内野を抜ければ同点、外野を抜ければ逆転サヨナラと期待は最高潮に達するも、最後は空振り三振で試合終了…。大宮のリベンジを果たしたJR東日本が東京都第3代表を決めました。

NTT東日本が大竹、明治安田生命が大久保の先発で始まった第2代表決定戦は序盤からNTTが再三チャンスを作るも大久保が綱渡りで凌ぐ展開。4回には1死2塁から伊藤の右飛で2塁走者が飛び出すもライトが3塁に投げてしまいゲッツーを取れず、保坂ライト前で2死1・3塁も上川畑を右飛に打ち取ってどうにかピンチ脱出。5回は順調に2アウトを取り、このままのらりくらり行くかと思いきや、下川がレフト前で出ると、続く越前の左中間を破るタイムリー2ベースでようやくNTTが先制します。
一方の大竹はストレートスライダーともに抜群のキレ。振ればスライダーで空振り、見逃せばストレートでストライクといった調子で明安打線を手玉に取り、8回までを2四球のみの無安打に抑えます。そして9回も続投し、先頭の代打竹内を低めいっぱいに決まるスライダーで見逃し三振、続く高瀬も空振り三振でいよいよ2アウトとなったところで代打大東。絶体絶命の場面ながらよく見極めてフルカウントに持ち込み、6球目は三塁線への際どいファール、そして7球目は流し打って鋭いライナーもファーストの正面、喜納が捕って試合終了!大竹は14奪三振、外野に飛んだ当たりは大野の中飛1個だけという完璧な内容のノーヒットノーランで、NTT東日本の東京都第2代表決定に華を添えました。

いよいよ舞台を神宮に移し佳境に入った東京都2次予選。鷺宮製作所は野口、NTT東日本は佐々木の先発で始まった第1代表決定戦は初回鷺宮が2死1・2塁から吉濱のタイムリーで先制すると、4回には橋本がライトスタンドに会心の一発をぶち込みリードを広げます。
援護を受けた野口は球速こそ高々130キロ程度も、抜群のコントロールと投球術でNTT打線を翻弄。2回に長澤越前の連打で無死2・3塁も後続を投ゴロ三振三振、4回先頭の喜納にヒットを許すも続く長澤を6-4-3、6回の2死1・3塁も長澤右飛。ピンチの場面でもすぐさま修正し、NTTに付け入る隙を与えません。
野口は無四球無失点で8回を投げきり、十分に完封も狙える状況でしたが、9回のマウンドには平川。球速の落差を活かして締めにかかりましたが、ただでは終われないNTTは先頭向山がレフトスタンドに高々とホームラン!さらに喜納のライト線への2ベースで同点の走者が得点圏に進んだところで長澤に代打丸山を起用も、平川の球威の前にスリーバント失敗…。これで平川は落ち着きを取り戻し、越前を空振り三振、宮内を左飛に打ち取って試合終了!鷺宮製作所が2年連続で東京都第1代表の座に輝きました。

慶大・高橋佑樹が早大に涙の雪辱完封 監督も感涙

https://www.nikkansports.com/baseball/news/201906030000639.html
1回戦と同じく早川と高橋佑の先発で始まった試合は3回に慶應が下山のタイムリーで先制。7回には早稲田2番手の西垣から高橋佑自らタイムリーを放って追加点を挙げると、高橋佑は1回戦で本盗を許した瀧澤を4タコに抑えるなど早稲田打線を捻じ伏せ3安打完封。慶應2位、早稲田3位となり全日程が終了しました。
首位打者は.400(=16/40)で添田完全優勝を決めた法政3回戦で3安打を放ち打率を4割に乗せると、早慶戦柳町加藤がともに打率を下げ、果報は寝て待ての言葉通りにタイトルが転がり込みました。最優秀防御率は1.80(55回11自責点)で田中誠。優勝した明治に唯一の土を完封でつけたことで、森下をわずかに上回ってのタイトル獲得となりました。
さて優勝した明治は続いて選手権へ。初戦で天敵の上武と、準々決勝では東洋と当たる可能性があり、全く平坦な道のりではありませんが、最後まで勝ち抜いて久しぶりの春日本一に輝いてほしいですね!

今まではスタメンが表示されないという理由で見送っていた日立開催の北関東予選でしたが、ついに改修が行われ立派なスコアボードに生まれ変わったということで初訪問。外野席のすぐ後ろには民家が立ち並び、さらにその後ろに茨城大のキャンパスが聳えている風景はまさに地方都市という趣きを感じます。
   

第1試合はエイジェックvsSUBARU。能間に完全試合を喫するも全足利との栃木対決を制して第2代表に望みを繋いだエイジェックは初回ノーヒットで先制すると、先発の安藤が2回まで無失点。しかしSUBARUは3回遠藤のソロで追いつくと、代わった井上からも原澤のタイムリーで逆転に成功します。
これでSUBARUペースになるかと思いきや、直後にエイジェックはSUBARU先発の角田から椿がライトポール直撃の同点アーチ。その裏再び勝ち越しを許すも、5階から登板の3番手町田がSUBARU打線の勢いを止め、SUBARU1点リードのまま試合は終盤に突入します。
そして迎えたラッキー7、エイジェックは高上下東の連打で無死1・3塁と同点のチャンス。名原は浅い右飛に倒れ1死となったところでSUBARUは角田から高橋に継投も、小川が虚を突くスリーバントスクイズを決め同点!続く8回には2死から四球で出た椿を新井勝の左中間を破るタイムリーで還し勝ち越し!!エイジェックの勢いは止まらず、9回にはSUBARU3番手の上原から楢原がタイムリーを放つと、制球の覚束ない上原から椿が冷静に押し出し四球を選び、ダメ押しの2点を追加します。
リードを3点に広げたエイジェックは9回裏も町田が続投も、このままでは終われないSUBARUは四球と日置ヒットで1死1・3塁。一発が出れば同点という緊迫の場面で4番手牧野に託すと、野平遠藤を連続三振に打ち取り試合終了!エイジェックは初参加で北関東3強の一角を崩す大金星を挙げ、明日の第2代表決定戦に進出しました。

続いては第1代表決定戦。日本製鉄鹿島は玉置、日立製作所は猿川の先発で始まった試合は3回に片葺がレフトに先制弾を放つと、さらに山田の左中間へのフライをレフトセンターがお見合い落球する間に3塁に進み、堀越・林のタイムリーで鹿島が3点を先制します。
一方の日立は3回まで無得点も、ユーロビートでテコ入れした4回に打線が奮起。無死満塁のチャンスを作ると、大塚タイムリー・濱元犠飛・中園ゴロ・吉田タイムリーと畳み掛けて4点を挙げ逆転すると、5回には岡崎が右中間に2ランを放ちリードを3点に広げます。
援護を受けた猿渡は立ち直り、4・5・6回と無失点。7回も簡単に2死を取り、堀越も遊ゴロでチェンジ…かと思いきや野中がファンブル。すると高畠が2ベースで続き、林がライト場外に同点3ラン!3回に続き日立の守備の乱れを咎めて追いつき、猿渡を降板に追い込みます。
均衡が再び破れたのは8回裏。鹿島2番手の伊藤から岡崎がライト前で出塁、大塚送って1死2塁となったところで再びユーロビート。濱元二ゴロで2死3塁となり中園を迎えたところで、伊藤まさかのワイルドピッチ…。片葺懸命に追うも届かず岡崎ホームイン、日立が再び1点を勝ち越し!
あとはこの1点を守り切るだけという状況で、日立は7回途中から登板の岡がそのまま続投。先頭安達を遊ゴロに打ち取るも、堀越を四球で出したところでベンチが動き、久慈賞投手の梅野をマウンドに送ります。梅野は高畠を左飛に打ち取りあと1人まで漕ぎ着け、日立の応援席も歓喜の瞬間を待ちわびる中、林の打球は右中間スタンドに飛び込む2打席連続弾…。マウンドにしゃがみ込む梅野を尻目に2者が歓喜の生還、土壇場で鹿島が逆転に成功します。
今度は鹿島が1点を守り切るという状況で、表の再現を避けるべく能間を投入する万全の構え。代打廣神中飛、野中一ゴロ、そして代打種子島を一ゴロに打ち取り試合終了!二転三転の展開を制した日本製鉄鹿島が北関東第1代表の座を勝ち取りました。

早慶戦の前にまずはフレッシュリーグ。リーグ戦メンバーも起用可能になったことで先発は奥野、1回と4回にタイムリーを浴びるも2度の満塁のピンチは凌ぎ、4回2失点とまずまずの結果を残して2番手の小宗にバトンタッチします。
一方森末安田井上慶の代打勢がスタメンに入って厚みを増した打線でしたが、法政先発扇谷の前に5回まで4安打も無得点。しかし2番手橋本に代わった6回、2死から井上慶が左中間最深部にホームラン!田口が熊谷から放った3ランを思い出す見事な一発で反撃の狼煙を上げます。
直後のピンチを安田の好返球で凌ぐと、7回にも1死1・3塁のチャンス。ここで法政は古屋敷がリリーフも、2死2・3塁から森末が猛打賞となるセンター前で2者還り逆転!その裏岡田悠のポール直撃弾で一旦は追いつかれるも、8回2四球で2死1・2塁とすると、宮崎が前進守備の外野をあざ笑うかのように猛打賞となるライトオーバー3ベースで勝ち越し!!その裏を小宗が抑え新ユニ&新ロゴで初勝利、早慶戦の日のフレッシュリーグとしては 3年連続 の勝利を収めました。



続いて2位を賭けた早慶戦慶應柳町がセンターに戻り、サードには下山を起用してきました。早川と高橋佑の先発で始まった試合は慶應が初回満塁のチャンスを逃すも、3回にエラーに乗じて無死1・3塁のチャンスを作り、郡司の犠飛で先制。高橋佑も早稲田打線を3回までパーフェクトに抑え、慶應ペースで試合は進みます。
しかし4回早稲田は先頭瀧澤がバットを折りながらもレフト前で出ると、1死2・3塁となって打席には加藤、カウントは2-2。スクイズも考えづらく、誰もが真っ向勝負と思い込んでいた場面で、瀧澤がスルスルとベースを離れると、高橋佑が2塁走者に目を遣った隙を突いてホームイン!まんまとホームスチールを決めて同点に追いつくと、6回には福岡のレフトへのソロで勝ち越しに成功します。
そのまま早稲田1点リードで終盤に入るも、7回裏の慶應は先頭柳町がレフト前!長いトンネルを抜けてついに100安打を達成すると、中村の内野安打に郡司四球で1死満塁。ここで早川は降板、今西にリリーフも、正木の叩きつけたゴロを今西の長身でも止められず、遊ゴロの間に柳町還って再び同点に追いつきます。
追いついた慶應高橋亮を投入、連続三振で2死まで漕ぎ着けるも、先ほどホームスチールの瀧澤が今度はバックスクリーン横に勝ち越しのホームラン!この1点を今西→徳山と繋いで守りきり、早稲田が2015年秋以来となる早慶戦先勝を果たしました。