2日連続となるハマスタへ。昨日とは一転して曇天、観戦するには絶好の環境の中、第1試合は神奈川工vs深沢。深沢の先発は2年生エースの浦野、162cmと小柄ながら打たせて取る投球。2回に連打とバントで1死2・3塁のピンチは後続を断つも、3回無死3塁から中村に先制犠飛を許すと、さらに連続2ベースで2点を先行されてしまいます。しかし立ち直って4・5回は無失点。
神奈川工先発の斉藤の前にノーヒットに抑えられていた深沢は5回ようやく先頭の長谷川がセンター前で出塁、浦野にもヒットが出て2死1・3塁とチャンスを作るも、廣瀬三ゴロで無得点。なかなか援護が得られない浦野に対し、神奈川工打線は6回以降コンスタントに得点を奪い、15安打で6点を挙げ深沢を突き放します。
斉藤は8回を3安打無失点に抑え、9回は中山に繋いで完封リレー。過去2回の準優勝を誇る神奈川工が初戦を制しました。


第2試合は横浜商vs大磯。輝かしい実績を誇るも近年今ひとつ結果が出せていないY校ですが、それでもY校ブルーに染まった応援の迫力はかなりのもの。大磯先発の和田の前に初回こそ盗塁死で無得点に終わったものの、2回1死1・2塁のチャンスに浅岡レフト前タイムリー、さらに満塁として黒田が右中間を破る走者一掃のタイムリー3ベース、大高もスクイズで続いてこの回5点を先制し、横浜市歌がスタンドに鳴り渡ります。3回にもエラーに重盗、黒田のタイムリーで3点を追加。
Y校先発の浅岡の前に最初の一巡をパーフェクトに抑えられた大磯は4回先頭の石原がセンター前で出塁するとすかさず盗塁、粕谷にもヒットが出て2死1・3塁のチャンスも、山本三振で無得点。
Y校は5回にも野選で1点を追加し9点差に。大磯は6回から左腕の青柳に継投するも1死1・2塁のピンチを迎え、小松崎にライト前に運ばれるも、石原の好返球でホームアウト!しかし続く2死2・3塁の状況で痛恨の遊ゴロ悪送球、2者が還りコールドの条件を満たしてしまいます。その裏の大磯は代打攻勢も三者凡退に終わり、6回コールドでY校が2年ぶりの初戦突破を果たしました。