tvkの録画を設定してからハマスタへ。1回戦屈指の好カードとはいえ保土ヶ谷の裏でスムーズに入れるだろうと思いきや、長蛇の列が3塁側チケット売り場から噴水で折り返し、YMCA側の入口まで…。やっと入場した頃には既に1回の表裏が終わり、商大が1点を先制していました。商大は2回にも無死1・3塁のチャンスを作るも、バントで1塁走者だけ進めての1死2・3塁からエンドランを空振り三振で走者憤死無得点…。嫌な雰囲気が漂いかけるも、先発の鈴木が外の変化球を効果的に使い快投。向上打線を寄せ付けません。
すると商大は5回裏、向上先発の川村から宮本のライト線ポテンタイムリーで追加点。とはいえまだ2点差の状況で、向上は7回から永冶が2番手でリリーフも、1死2・3塁のピンチを招いてついにエース一志を投入。しかし宮本を歩かせ満塁とすると、鈴木にライト線際への走者一掃2ベースを浴び、試合を決定付ける3点が入ってしまいました。
鈴木は終盤に入っても球威衰えず、完封を賭けて最終回のマウンドに上るも、意地を見せる向上は徳田の3ベースから三ゴロの間の得点で完封は阻止。しかし後続は絶たれ、鈴木の投打に渡る活躍で商大が快勝、一方昨夏準優勝の向上は早々と姿を消しました。



第2試合は神奈川工vs湘南学院。11年前の準優勝校と直近の21世紀枠推薦校だけあって、プレーの随所によく鍛えられている様が見受けられます。試合は1-1で迎えた3回裏に湘南学院が無死満塁のチャンスを作ると、チャンテ0のリズムに乗って石原が犠飛、石井がスクイズ、金原がタイムリーと効果的に3点を勝ち越し。5回に1点を返されるも6回に再度突き放し、押し気味に試合を進めます。
そのまま湘南学院3点リードで8回へ。湘南学院は先発の菅野から鈴木に継投して3イニング目のマウンドに立つも、神工が上田太田古山の3連打、さらに暴投で1点差に迫られなおも1死3塁の場面で、湘南学院はようやくエースの関野を投入。浅い左飛で一息ついたかに思えましたが、代打山城が四球で出ると、続く吉田永がレフトに逆転の3ランホームラン!この回5点を挙げひっくり返します。
逆転した神工はその裏から浅海を投入し、エラーで1点を失うも逃げ切り。鮮やかな逆転を見せた神工が初戦を突破しました。



いよいよ眠気も強まってきたところで第3試合は横須賀工vs新栄。先手を取ったのは新栄、3回裏に2死2塁から山本がショートへの内野安打を放つと、2塁走者の大熊が判断良くホームを陥れ先制。しかし直後4回表に横須賀工は1死満塁から小川一のタイムリーで同点、続く5回表に市川の犠飛で、横須賀工が勝ち越しに成功します。
横須賀工1点リードのまま7回表の攻撃は先頭の小川一がレフト前、送って1死2塁。このチャンスに土屋が深々と右中間を破り、タイムリー3ベースとなって新栄先発の岩壁は降板。リリーフした銅坂からも山崎の犠飛で追加点を挙げ、横須賀工のリードは3点に。このリードを先発の小川一が守り4安打1失点完投勝利、横須賀工が2回戦にコマを進めました。