7年ぶりに東大主管で行われる七大戦へ。直前まで台風の進路に気を揉んでいましたが、西に逸れていったことで第1試合の東北大vs九州大は予定通り開始。東北大が佐藤、九大が藤原の先発で始まった試合は東北大が鈴木杜の2打席連続タイムリーで先行。しかし九大も3回に鍋島の犠飛で1点を返すと、5回には冨永がレフトに同点弾。さらに鍋島タイムリー、タイムリーエラー、渡2点タイムリーと畳みかけて一気にひっくり返すも、ここでゲリラ豪雨が襲来。約50分の中断の後再開も、これを機に両先発が降板し継投戦に入ります。
追う展開となった東北大でしたが、直後の6回に満塁のチャンスを作ると、小林主将のセカンド強襲2点タイムリーと増山のタイムリーで1点差。続く7回には大橋がライトに会心のソロを放ち、ついに同点に追いつきます。7回裏を過ぎた時点で試合開始から2時間半を過ぎていましたが、中断時間は試合時間に含まれないようで試合はそのまま続行。そして迎えた9回表、東北大は志和のヒットと連続四球で再び満塁のチャンス。ここで九大は4番手の石川に継投も、原口の肩付近に当たる押し出し死球を与えてしまうと、植木のゴロの間、さらに小林のタイムリーが飛び出し、東北大が3点を勝ち越します。その裏東北大は4番手で阿部が登板、最後は連続で頭上のネットに当たる認定フライアウトに仕留めて無失点で逃げ切り。東北大が初戦を飾りました。

第2試合は京都大vs大阪大。京大水江、阪大中根の両先発が3回まで全イニングを3人で終わらせる投手戦の出だしとなりますが、4回表に京大が中井の左中間へのソロで先制。6回には無死満塁から小田のゲッツーの間に追加点を挙げます。このリードを水江→染川の継投で守っていた京大でしたが、6回裏の阪大の攻撃、1死1塁の場面で再び雨が強くなり中断。3塁線が水溜まりになるほどの状況ながら辛抱強く待ち、土を入れて再開に漕ぎつけたものの、染川の肩は冷えてしまったか川渕に交代。すると連続四球で満塁となり、佐竹のライトオーバーの2点タイムリーで追いつくと、2アウトから田中がレフトに勝ち越し3ラン!5点のビッグイニングで阪大が逆転します。
あとは7回表を抑えれば試合成立という状況でしたが、再開直後に降り始めた雨が強さを増し、投球がすっぽ抜けてバックネットを直撃してしまう事態でたまらず中断…。ついに万策尽きたという感じで、程なくして無情にもノーゲームの宣告。先に中止が発表されていた第3試合の北海道大vs名古屋大ともども、明日へ順延されることになりました。