歴代勝利・ホームラン一覧2023

春の開幕の時点で誰が達成するのかと注目が集まっていた通算200号は酒井捷が早々と2カード目の早稲田戦で達成。さらに立教戦では山口真にも201号となる満塁弾が飛び出しましたが、8年ぶりに4年生が未勝利andホームラン無しの状態で秋のシーズンを迎えることに。このままでは長く続いてきた1勝or1発の歴史が途切れてしまう…と半ば覚悟していたところ、松岡が法政戦で感動の完投勝利!歴史は繋がれ、さらに3年長く続くことになりました。

入学 勝利投手 ホームラン
1925年以前 東(16) 内田(2) 東(5) 清水(2) 矢田(1)
1926年 野本(2) 野本(1)
1927年 遠藤(3) なし
1928年 なし なし
1929年 木越(2) 古舘(1) 広岡(1)
1930年 高橋(7) 笠間(1) なし
1931年 なし なし
1932年 梶原(5) 梶原(1)
1933年 篠原(3) なし
1934年 なし なし
1935年 久保田(6) 津田(1)
1936年 なし 野村(2)
1937年 由谷(5) なし
1938年 なし なし
1939年 佐藤(3) なし
1940年 岡本(1) なし
1941年 なし 樋口(1)
1942〜46年 山崎諭(12) 岩佐(6) 山崎喜(1) 澤田(1) 木暮(1)
1947年 なし 加賀山(4) 伊藤(3) 佐藤(1)
1948年 島村(7) 後藤(2) なし
1949年 由良(2) 岡部(1)
1950年 蒲池(6) なし
1951年 三笠(3) なし
1952年 なし なし
1953年 なし なし
1954年 吉田(7) なし
1955年 なし 矢部(1)
1956年 なし 渡辺克(1)
1957年 岡村(17) 樋爪(1) 片桐(1)
1958年 なし なし
1959年 なし なし
1960年 なし 安部(1)
1961年 新治(8) なし
1962年 なし なし
1963年 井手(4) なし
1964年 柳町(2) なし
1965年 橘谷(3) 小笠原(1)
1966年 石渡(1) 早川(1) 渡辺(1) 小林(1)
1967年 門松(4) 橋本(2)
1968年 岩城(1) なし
1969年 入試中止 入試中止
1970年 早川(3) 喜多村(1) 相川(1)
1971年 御手洗(4) 山本(3) 河野(2)
1972年 なし 平尾(4) 渋沢(2) 遠藤(1) 春日井(1)
1973年 大浦(1) なし
1974年 西山(8) 中澤(3) なし
1975年 なし 野村(1)
1976年 なし 大石(1) 福山(1)
1977年 なし 榊田(1)
1978年 大山(10) 国友(2) 水原(1) 下嶋(6) 中野(2) 大久保(1) 国友(1) 石井(1)
1979年 なし 中村(1) 小田口(1)
1980年 大小田(3) なし
1981年 大越(8) 朝木(4) 八重樫(3) 大越(1) 立迫(1)
1982年 市川(7) 中村(1) 草刈(6) 桜井(2)
1983年 なし 浜田(5)
1984 大澤(1) 石竹(2) 岩本(2) 笠間(1)
1985年 なし なし
1986年 なし 石井(1) 斎藤(1)
1987年 なし 青野(2) 小林実(1)
1988年 なし 吉江(1)
1989年 今西(1) 礒根(2)
1990年 松本(2) 肥田(2) 古川(1)
1991年 尾崎(3) 黒川(2) 濤岡(4) 北村(3) 石田(2) 片山(1)
1992年 高橋(7) 佐治(1) 沢田(3) 間宮(2)
1993年 なし 小原(3) 大山(1)
1994年 岡(1) 林(1) 丸山(3) 村田(2) 濱田(1) 佐藤(1)
1995年 氏家(3) なし
1996年 遠藤(8) 須貝(2) 伊藤(1) 仲戸川(1)
1997年 井上(1) 酒井(1) 武藤(1)
1998年 児矢野(1) 児玉(5) 山口(1)
1999年 浅岡(2) なし
2000年 なし 河原(1)
2001年 松家(3) 木曽(3) 杉岡(2)
2002年 木村(2) 松岡(1) 北野(1)
2003年 升岡(1) 升岡(1) 富田(1)
2004年 楠井(1) 重信(1) なし
2005年 なし 大坪(1)
2006年 鈴木(2) 高橋(1) 鈴木(1)
2007年 なし 鬼原(1)
2008年 なし 岩崎(1) 田中(1)
2009年 なし 舘(1)
2010年 鈴木(1) なし
2011年 なし 有井(2)
2012年 なし 白砂(1)
2013年 なし 山本克(2) 喜入(1)
2014年 宮台(6) 柴田(1) 田口(4) 楠田(4) 山田(3)
2015年 有坂(1) 竹中(1) 宇佐美(1) 三鍋(1)
2016年 宮本(1) 新堀(3) 辻居(3) 宮本(1)
2017年 なし 岡(3) 石元(3) 笠原(1) 梅山(1)
2018年 奥野(1) 大音(1)
2019年 井澤(2) 阿久津(3) 井澤(1) 中井(1) 浦田(1)
2020年(現4年) 松岡(1) なし
2021年(現3年) 現時点でなし 山口(1)
2022年(現2年) 現時点でなし 酒井捷(1)
2023年(現1年) 現時点でなし 現時点でなし

松岡の卒部により、再びリーグ戦の勝ち試合で投げた経験のある投手が不在の状況で開幕を迎えることに。とはいえ秋フレッシュの5位決定戦ではベンチ入りメンバーをフルに使っての継投で見事「奪出」を果たしていますし、我先にと新戦力が出てきてくれるはず。誰が現部員初となる勝ち星を挙げるのか、今から楽しみですね!

2023年まとめ(打撃編)

50安打への道 2023年総集編

年間で規定打席に達したのは酒井捷・和田・矢追・別府の4人で、うち矢追までの3人が2割を達成。首位打者はもちろん酒井捷が.293(22/75)で獲得。楠田以来の年間3割にはあと一打及ばなかったものの、春秋の全試合で出塁を果たし、7盗塁もチーム最多、さらに1本塁打も最多タイで、見事三冠を達成。また大井は春の途中から梅林主将に代わってファーストに定着すると単打を量産し、惜しくも規定に届かずも.283(17/60)。残り3打席を凡退としても.270で、例年であれば優に認定首位打者を取れていたはずというハイレベルな争いでした。そしてホームラン王を分け合った山口真は6打点で打点王も獲得。その内訳は満塁ホームラン、押し出し、ゴロの間ということで、タイムリー無しで受賞という何とも珍しい記録となりました。

酒井捷 (2年) 今年 22(=10+12)安打 → 通算 22安打 (1HR)
大井 (4年) 今年 17(=5+12)安打 → 通算 22安打
和田 (4年) 今年 15(=8+7)安打 → 通算 16安打
矢追 (4年) 今年 14(=8+6)安打 → 通算 14安打
別府 (4年) 今年 14(=5+9)安打 → 通算 32安打
山口真 (3年) 今年 10(=4+6)安打 → 通算 10安打 (1HR)
藤田 (3年) 今年 9(=7+2)安打 → 通算 11安打
内田 (3年) 今年 9(=3+6)安打 → 通算 9安打
中山 (2年) 今年 5(=2+3)安打 → 通算 5安打
青貝 (2年) 今年 5(=3+2)安打 → 通算 5安打
鈴木健 (4年) 今年 2(=1+1)安打 → 通算 2安打
松岡 (4年) 今年 2(=0+2)安打 → 通算 2安打
梅林 (4年) 今年 1(=1+0)安打 → 通算 13安打
西前 (3年) 今年 1(=1+0)安打 → 通算 1安打
府川 (3年) 今年 1(=0+1)安打 → 通算 1安打
平田 (3年) 今年 1(=0+1)安打 → 通算 1安打
阿部 (4年) 今年 1(=0+1)安打 → 通算 1安打

来年は二三遊のレギュラーがそのまま残るとはいえ、フレッシュでの下級生の活躍を見るに決して安穏としていられないのが今のチーム。今までは過ぎたる願いとも言えた、走攻守三拍子揃った大型内野手の出現に、今度こそ本気で期待したいですね!

2023年まとめ(投手編)

100奪三振への道 2023年総集編

井澤の抜けた穴をどう埋めたものかと心配しながら迎えた春の開幕でしたが、蓋を開けてみれば松岡・鈴木健と左右の両輪が独り立ち。揃って規定回に到達し、実に8年ぶりとなるチーム防御率5点台の原動力となりました。

松岡 (4年) 今年 29(=16+13)奪三振 → 通算 55奪三振
鈴木健 (4年) 今年 24(=13+11)奪三振 → 通算 45奪三振
平田 (3年) 今年 16(=5+11)奪三振 → 通算 18奪三振
三田村 (4年) 今年 5(=0+5)奪三振 → 通算 5奪三振
鈴木太 (3年) 今年 3(=2+1)奪三振 → 通算 4奪三振
長谷川大 (3年) 今年 1(=1+0)奪三振 → 通算 1奪三振
渡辺 (2年) 今年 1(=1+0)奪三振 → 通算 1奪三振
青木 (4年) 今年 0(=0+0)奪三振 → 通算 0奪三振
双木 (3年) 今年 0(=0+0)奪三振 → 通算 0奪三振

とかく松岡悲願の完投勝利が語られがちですが、その陰で忘れてはならないのは三田村・青木とこちらも左右の両輪。下級生の頃から期待されながらも怪我等に悩まされていましたが、最後の年にリーグ戦デビューを果たして見事結果を残しました。特に三田村は走者を背負った場面での火消しにも重宝しただけに、来年誰がその役割を担うのか悩ましいところですが、今年経験を積んだフレッシュなメンバーの台頭に期待したいですね!

松山の旅 最終日

バイキング形式の朝食をいただいてこの日の行動開始。まずは大街道に出て、アーケード街の中、MG大街道と横並びにある献血ルームに開凸。四国初の献血も恙無く終了し、終了後には何と 霧の森大福 のプレゼント。後で調べて分かったのですが、毎回すぐに完売になるほどの大人気銘菓とのことで、今回いただけたのは僥倖でした。
 

これにて松山での目的をすべて果たし、後は家に帰るだけ。とは言っても帰りも飛行機ではつまらないので、まずは松山から1区間だけいしづちに乗って今治で下車。福山行きのしまなみライナーに乗り換えます。
  

発車時の時点で既に車内はかなりの混雑で、その後のバス停でも着実に乗客が増えてバスは満員に。道中の景色も、今治の造船工場、因島のみかん畑、そして島々を繋ぐ橋からの眺めと、どれも得も言われぬ美しさで、瀬戸大橋・明石海峡大橋とともに本州四国連絡橋として立派に機能していることを実感します。
  

そして本州に入り、福山に到着。松山で昼ご飯を食べる時間が無かったため、まずは駅前で福山ラーメン。背脂が乗っているのは尾道ラーメンと同様で、正直食べてもあまり違いが分かりませんでしたが、ともかく空腹は何よりの調味料。美味しくいただきました。
 

腹を満たしたところで福塩線に乗り、神辺で3分乗り換えを慌ただしくこなし、ここから岡山までは未乗区間。まずは井原鉄道、途中の井原で対向列車待ちの間に鉄印をいただいた後は総社まで乗り通し、総社からは吉備線で岡山に到着。残念ながら早々に日が暮れてしまい車窓を楽しめなかったので、もう一度昼間に訪れたいですね。
   

少し時間に余裕があったため、SEGA 改めGiGOで岡山行脚の足跡を残してから新幹線ホームへ。運良く自由席を確保し、日が変わる直前に無事帰宅しました。
  

松山の旅 1日目

堀井ジャパンの始動を観にいざ坊っちゃんスタジアムへ。石元のときは 故・竹田晃先生のご講話 と重なってしまい来れなかったので、今回が初めての冬の松山です。当初発表のスケジュールでは紅白戦の開始が10時半となっており、余裕で間に合うつもりで空港でみかんジュースをキメていたのですが、知らぬ間にJABAも真っ青の前倒しが行われていたようで、着いた時には既に3回に入っていました…。
 

今回の紅白戦は3チームによる総当たり戦。選出された右投手12人・左投手6人・捕手6人・内野手12人・外野手8人が均等に分かれ、足りない外野手は地元愛媛大の日出山が守備限定で務めることに。第1試合のAチームvsBチームはAチーム吉鶴・Bチーム山口が3・4回を投げ、ともにヒットは許すも無失点で抑え、5・6回はAチーム佐藤幻・Bチーム篠木。佐藤幻は最速153km/hに150超え連発と、1年生ながら既に選手権でも投げているその実力を遺憾なく発揮して無失点。一方の篠木は肩の違和感からは回復もまだ不安定で、勝手知ったる酒井捷・宗山との対決はストレートの四球で回避。それ以外の打者で何とかアウトを取り、規定の6回で試合終了。初回の2点でAチームが勝利しました。

第2試合のAチームvsCチームは1回の裏、Aチーム先発の齊藤からCチーム先頭の藤澤が右中間を破る2ベース!続く勝田も四球で出塁し、佐々木の2点タイムリーを呼び込みます。藤澤は後の打席でもライト前や大飛球など、ハマスタでの特大弾がフロックではないことを見せつけました。一方のAチームも2回にCチーム先発の徳山から立石3ベースと平野のタイムリー内野安打、4回には2番手の寺西から土山立石の連打で同点。Aチームの2番手国本は2イニングをパーフェクトに抑えます。
5回に入り、Aチームの3番手は佐藤柳でしたが、無死1・2塁から勝田のバントを3塁に悪送球してしまい失点。なお無死2・3塁とピンチは継続も、ここから人が変わったように菅谷水鳥佐々木を三者連続三振!1点差で6回を迎え、2イニング目のCチーム3番手市川に対し、1アウトから酒井捷が待望のライト前で出塁!続く土山のセンター前で3塁に進み、立石の犠飛で生還。背番号10の宗山とハイタッチを交わしました。さらに平野もレフト前で勝ち越しのチャンスが広がるも、宗山遊ゴロで同点止まり。そのまま引き分けで終わりました。

最後の第3試合はBチームvsCチーム。Cチームの先発は中村でしたが、先頭西川への初球にいきなり154km/h!渡部聖には157km/hを計測して遊ゴロに打ち取ると、2イニング目も球速は衰えず155km/hを連発。観衆の度肝を抜きました。Bチーム先発の坂口も負けじと無失点に抑え、0-0で迎えた4回表、CチームはBチーム2番手の宮原から四球とエラーで1死満塁のチャンスを作ると、柴崎がライト前に2点タイムリー、そして神里が紅白戦唯一となるライトスタンドへの3ラン!一挙に5点を奪います。Bチームもその裏、Cチーム2番手の木口から小出のセンター前タイムリーで反撃も1点止まり。5・6回はBチーム稲川、Cチーム東田が走者を出しつつも無失点に抑え、予定の3試合がすべて終了。AチームとCチームが1勝1分けで優勝を分け合いました。

というわけで当初の予定より1時間以上早く終わってしまったため、球場に併設の野球歴史資料館をじっくり見ていくことに。動体視力を測るゲームやストライク/ボールを判定するゲームで球審の苦労を味わった後、クイズにチャレンジ。第1問が「大リーグでDHが採用されているのは A.アメリカンリーグ B.ナショナルリーグ C.両方」という問題で、これは良い引っ掛け…と感心しながらCを押したところ、不正解判定で驚愕。その後の問題でも「福岡にあるのはダイエーホークス」「日ハムの本拠地は東京ドーム」「社会人野球では金属バットが使われている」とのことで、どうやら20年以上内容が更新されていないようでした…。
  

閉館時間になったところで球場を後にして松山駅へ。昼は空港で調達したじゃこ天じゃこカツしか口にしていなかったため、まずは駅前のステーキ店で栄養補給。続いてキスケで愛媛行脚の足跡を残し、市内電車で道後へ。宿に荷物を置き、飛鳥乃湯泉で汗を流してお茶菓子で至福のひと時を過ごしたところでこの日の行程は終了。明日に続きます。
   

浦和高校の部員が各学年に揃ったからかは定かではありませんが、今年も浦和会館で行われた淡青祭に行ってきました。昨年 期待していた観客の声出しがついに復活したことで、不死鳥の音量を控えめにして声援をメインとするなど新たな試みが色々と詰め込まれ、終演は知る限りでは初の21時過ぎ。それでも過ぎ去るのはあっという間の楽しいひと時でした。
また今回改めて実感したのは、青雷の轟きは先頭打者が出た場面で使ってこそ映えるということ。この曲が真に威力を持つために、酒井捷の後を打つ2番打者の台頭に期待したいですね!

すっかり秋の恒例行事となったオータムフレッシュリーグ。今回の会場は清水庵原球場、来年からウエスタンリーグに参入するハヤテ223の本拠地ですが、清水駅から出る朝一のバスの出発がちょうど第1試合の開始時刻。最寄りのバス停で降り、かなりの急坂を上って球場に着いた時には、既に試合は2回に入っていました。
  

その時点でスコアは4-3と点の取り合いの様相。その裏に内野安打で出た堀部が牽制ボーク、牽制悪送球、返球悪送球で生還しリードを広げたものの、日大国際関係学部の投手陣からなかなか追加点が奪えないでいるうちに、5回に先発の江口が渡邊龍にタイムリーを浴び、再び1点差とされたところで降板。ここは山崎が後続を断ち、6回からは近藤。サマーリーグ、フレッシュトーナメントに続く登板で、1イニング目の1死1・3塁は切り抜けたものの、2イニング目の7回にボークもあってピンチを招くと、渡邉駿に2点タイムリーを浴び逆転を許します。
その裏登板の今野の2四球に乗じて再逆転のチャンスを作り、代わった土屋から岡田が痛烈なライナーを放つも、無情にもサードの正面で2塁走者戻れず併殺で無得点。8回表を増田が無失点で抑えるも、その裏続投の土屋の前に三者凡退に抑えられ、この攻撃の間に2時間半が経過したことで、特別ルールにより打ち切りとなりました。

続く第2試合。今秋の横浜市長杯にも出場した強豪筑波大が相手ということで、リーグ戦でもスタメン経験のある中山井之口青貝を惜しげもなく起用してきました。試合は2回に筑波大先発の久米から満塁のチャンスを作り、2アウトから榎本の2点タイムリー、さらにバッテリーミスで3点を先制。先発の渡辺も筑波大打線にまともに打球を飛ばさせず、4回に飯塚のセーフティで初ヒットを許すも無失点、5回には不運なポテンヒットが続き、岩山のゴロの間に1点を失うも、ここまでは順調な試合運びを見せます。
しかし6回に入り、佐野飯塚の連打から松永のゴロの間に1点差に迫られると、なお2死3塁から鈴木峻に一ゴロを打たせるも、折れたバットに気を取られたか工藤が悪送球…。同点に追いつかれ、さらに本間のタイムリーで逆転を許し、渡辺はこの回で降板。それでも2番手の前田が7回を無失点に抑えると、その裏門田榎本の連打で1死1・2塁。中山は二ゴロも併殺は回避して2死1・3塁となると、見事な重盗を決めて同点に追いつきます。
続投した前田は8回に川村古賀の連打で無死2・3塁の大ピンチも後続を二直三振左飛で凌ぐと、9回も無失点に抑え、この試合の負けは無くなります。後はサヨナラだけという状況で、先頭の杉浦が初球を左中間を破る2ベース、堀部のバントが野選を誘って無死1・3塁。そして今日絶好調の榎本がライト前に運ぶサヨナラタイムリー!粘り強い戦いが実を結び、昨年 に続いて勝ち星を挙げました。

最後の第3試合は筑波大vs静岡産業大。筑波大が松田、静産大が見目の先発で始まった試合は2回に互いが1死満塁のチャンスを逃して迎えた4回表、筑波大は無死2塁から川村のバントが3塁タッチアウトとなるも、続く古賀がレフトに先制2ラン!5回にも松永本間の連続タイムリーとエラーで3点を追加して優位に試合を進めます。
追う静産大は7回に無死満塁から寺田の併殺崩れと川淵犠飛で2点を返し、最終回にも山本杉本の連打で無死1・2塁と追いすがるも、代打溝口が痛恨の4-6-3。最後は川淵の打球をライト松永がスライディングキャッチで試合終了、筑波大が逃げ切りました。