四国グリーン紀行の旅 最終日

世間が憂鬱な月曜の朝を迎える中、優雅に宿毛駅から行動開始。三セク移管後に建設されただけあって高架とトンネルがふんだんに用いられた路線を1両編成の普通列車で進み、中村に到着。次の列車は1時間後(9:24)ということで駅から10分ほどのウェアハウスに向かったところ、てっきり8時だと思っていた開店が9時だったことが判明…。普通にプレイしていては間に合わないということで、DP十段を選択して即死。高知行脚の足跡を残しました。
   

その甲斐あって無事間に合い、あしずりに乗車。窪川では一昨日見たばかりの0系新幹線を見送り、高知で南風に乗り継ぎ、土佐山田を過ぎてからは4G回線が何度も圏外になるほどの山間を通り過ぎて香川県へ。新改や坪尻といった秘境駅もあっという間に通過してしまったので、いつか普通列車でじっくり訪れたいですね。
   

そして琴平で降車。わざわざ途中で降りた理由が、このアンパンマンロッコでした。発車後しばらくは子供連れで賑わうトロッコ車両を横目に客室で慎ましく過ごし、宇多津を過ぎてから満を持してトロッコ車両に移動。サンライズで早朝に通り過ぎるのも良いですが、潮風に吹かれて通り過ぎる瀬戸大橋もまた格別でした。
   

名残惜しくも児島に到着。四国グリーン紀行の効力はここまでのためマリンライナーに乗り換え、岡山に到着。そのまま帰るにはまだ早いということで、まずはスタダの代わりのセガで岡山行脚の足跡を残し、赤穂線に乗車。路線図では山陽本線に対して海側を走るようなイメージですが、実際瀬戸内海が見えるのは小豆島行きのフェリーが出ている日生港近辺ぐらいでした。そして縁起の良い天和駅を過ぎ、終点の播州赤穂に到着。駅前には新快速で寝過ごした民に救いの手を差し伸べるが如く東横インが鎮座していました。
   

乗り換えて姫路に到着、タイステで兵庫行脚の足跡を残したところでいい加減新幹線で帰る頃合いに。出発時点では満席だった自由席も新神戸で空きが出て確保し、ゆったりと帰宅しました。
  

四国グリーン紀行の旅 2日目

この日の行程は郡中港から。最初は3両編成で各車両1人ずつだった車内も徐々に混み出し、松山市に到着。いよてつ高島屋のエレベーターで屋上に向かうとレトロゲームや遊園地の歓迎を受け、これぞデパートの屋上!と今は無き横浜松坂屋を思い出してしんみり。
  

さすがに衆目の前で乗り物に乗る図太さはありませんでしたが、観覧車なら観光名目で良いだろうと勝手に解釈して乗り込むことに。家族連れで賑わう中じっと順番を待ち、ようやく搭乗。北は松山城、東は石鎚山、そして西は 12年前 にも見た済美の垂れ幕と、1人でも乗る価値のある絶景でした。
  

これにて松山の観光を終え、市内電車に乗車。乗り潰しのため敢えて遠回りの2号線に乗り、上一万までは都市の路面電車という感じでしたが、次の平和通一丁目からは一転生活感の溢れる雰囲気に。古町の辺りからまた都市らしくなり、JR松山駅前で下車。目の前のキスケで愛媛行脚の足跡を残しました。
  

行脚後はJR松山駅に戻り、いよいよお待ちかね、この旅のもう1つの目的である伊予灘ものがたり。ちなみに3両編成の3号車は定員わずか8名の貸切車両になっているのですが、外から覗けないよう簾が掛けられ、それでも強引に撮ろうとすると自分の姿が反射されて我に返るというトラップが仕掛けられていました。というわけで無難に1号車に乗り、発車後ランチのスタート。今回は八幡浜編ということで、フレンチのスープと冷製料理から。
  

冷製料理を食べ終わったところで列車は下灘に到着し、10分間の停車。18きっぷのポスターに度々登場したことで有名になり、ポスターの雰囲気とは対照的な大賑わいでした。やはりこの駅の真価は普通列車で来てこそだと思うので、今回はスルーした伊予長浜とともに再訪したいですね。
 

名残惜しくも下灘を離れ、お次は温製料理をいただき、内子線と合流して伊予大洲に到着。これにてJR四国完乗を果たしました。
 

さて、この列車の見所の1つ目が料理、2つ目が景色とすれば、3つ目は沿線からのお見送り。松山駅や下灘駅からの出発時のみならず、グラウンドから練習を止めて手を振ってくれたり、団扇を振りながらシャボン玉を吹いてくれたり、大洲城をバックに旗を振ってくれたり。それ以外にも(写真はありませんが)民家のベランダから犬と一緒にお出迎えなど、沿線全体に愛されていることを実感した次第。感謝の意を込めながら、食後のコーヒーをいただきました。
   

そして終点の八幡浜に到着。結構な人数が折り返しの道後編に乗っていく中、さらに宇和海で南下して宇和島へ。四国新幹線 が走る予土線の始発駅でもありますが、落石の影響で江川崎行きに変更されていました。
  

宇和島から宿毛までは今もなお未成線のため、代わりのバスに乗車。国道56号に沿って進んでいるうちに日も暮れ、すっかり夜となった頃に宿毛に到着。宿に併設のレストランで夕食をいただき就寝、最終日に続きます。
  

オールスターゲーム2022 in 愛媛

12年ぶり のスタジアムはスコアボードがフルLED化されており、それを用いた演出が盛りだくさん。まずはオープニングイベントとして六校応援団によるパフォーマンス。さながらミニ六旗という感じで、最近本家六旗になかなか行けていない立場から有難く楽しみました。
 

そして開会式。選手・コーチ・マネージャー・選手の入場、諸氏の挨拶、花束・記念品の贈呈、記念撮影と来て、いよいよ始球式。まずは六校の校友会のメンバーが一度に投げた後、改めて投手はマドンナジュニア愛媛の能智さん、捕手は今回唯一の愛媛出身として選出された法政の村上。道原相手に見事空振りを奪いました。
   

瀬戸内Oceansが荘司、石鎚MOUNTAINSが加藤の先発で始まった試合は荘司が初っ端から村松に対し151を出すと、浦に対し155、そして蛭間への初球が157!4日後に高校代表との壮行試合を控えているため1イニングだけの登板でしたが、観客を大いに沸かせました。2番手は増居がヒットを打たれつつも2イニングを無失点に抑えるも、3番手の島田が先頭の上田にもう少しでバックスクリーン弾となるフェンス直撃2ベースを浴びると、1死満塁から印出の犠飛と宗山のタイムリーで3失点。3番手の鈴木も齊藤にタイムリーを許し、石鎚ペースで試合は進みます。
一方の瀬戸内は加藤に対し初回廣瀬が内野安打と悪送球で2塁に進むも、直後のフライで飛び出しゲッツー。その後は篠木→村田→母校が悲願の甲子園優勝を果たした伊藤→尾崎の継投の前に三者凡退が続いているうちに、7回登板の外丸が1死満塁から吉納に右中間真っ二つの走者一掃タイムリーを許し、決定的な3点が入ります。
それでも8回、瀬戸内は先頭の山田健がレフト前にクリーンヒット。初回以来の走者を出すも後続倒れ無得点に終わりますが、その裏お待ちかねの井澤が登板。まずは宗山から空振り三振を奪うと、144km/hを村上にレフト前に弾き返されたものの、浦を142km/hで空振り三振!そして続く蛭間もオールスターらしくフルスイングで応えた後、ズバッと141km/hで見逃し三振!!アウトすべてを三振で奪い、偉人の偉人たるところを見せつけました。
そして石鎚はクローザー蒔田が登板も、先頭松岡が意地のライト前!続く朝日四球でチャンス拡大も、阿久津三振、廣瀬6-4-3で試合終了…。15安打を放った石鎚に対し瀬戸内は廣瀬・山田健・松岡と各校単打1本ずつの3安打のみで、石鎚の快勝に終わりました。

試合終了後は閉会式。石鎚の田中監督・村上へのインタビュー、西山先輩理事による挨拶を経て、法政応援団の柴山団長によるエールで〆。まさに「球宴」、夢のようなひとときも終わりを告げました。
  

さて後は宿に向かうだけ…でしたが、松山方面の乗客がホームの階段下まで大行列。ふと行きのことを思い出して不穏な予感がしましたが、案の定来たのはまたも1両編成…。阿鼻叫喚の様子を横目に見ながら、一方私は伊予市に宿を取るという好判断(自画自賛)をしていたため、悠々と逆方面の列車に乗車。無事に宿に到着し、温泉で汗を流して眠りに就きました。
 

四国グリーン紀行の旅 0~1日目

2年越しで開催の運びとなった六大学オールスターのためにいざ四国へ。運良く取れた琴平行きのサンライズに乗り、起きた時には瀬戸大橋。高松駅では30分の待ち時間がありましたが、残念ながら連絡船うどんは閉店してしまったため、代わりに出来ていた7-11でサンライズ仕様のうどんそばを購入しました。そして運転を再開し、終点の琴平に到着。
   

8年ぶり の琴平は落ち着いた雰囲気に改装されており、構内の7-11も観光地仕様。まずはその時と同じくこんぴらうどんに向かい、朝食のうどん!とり天とヤドンのお揚げを付けてたったの620円、これが日常的に食べられる現地の人が羨ましい味でした。
   

腹も膨れたところでお次は行脚。距離的な意味での最寄り駅は金蔵寺ですが、特急が停まるため滞在時間が長く取れること、駅からレンタサイクルが借りられるということで善通寺駅から向かうことに。1駅4分を内装までガチのアンパンマン列車に乗り、自転車で颯爽とマックスプラザ善通寺へ。幸いにも先客はおらず、弐寺と四国ではここにしかない新筐体のQMAをプレーして帰着。読み通り次の列車に間に合いました。
   

多度津に出て、ここから四国グリーン紀行の本領発揮。1号車の後方から入ることで普通の指定席とグリーン席の格の違いを実感した後、グリーン席で贅沢なひと時を過ごしました。
  

このまま松山まで乗り続けてもよかったのですが、一旦伊予西条で降りて四国鉄道文化館に寄ることに。予土線 でも見た0系新幹線や歴代アンパンマン列車の勢揃い、線路を挟んで反対側にはフリーゲージトレインの試作車両やジオラマと、1時間では足りない見所揃いでした。
   

次の電車に乗る前に、愛媛に侵入した記念ということでオレンジジュースをいただくことに。数あるうちで180ml475円と強気の値段設定に釣られて紅マドンナのジュースに手を出してしまいましたが、甘~いオレンジをそのまま飲みやすくジュースにしたという感じで、さすがこの値段だけのことはあるなという印象でした。そして松山に到着し、ここまでのグリーン車から一転、1両編成の気動車に乗り換え。普段ならこれで十分な輸送力なのでしょうが、今回は私含め同じ目的の乗客が大挙して押しかけたため、コロナ禍以降ついぞ忘れていた大ラッシュ状態に。何とか1駅耐えて市坪に到着、駅のホームから坊っちゃんスタジアムが見えてきました!
   

父とハマスタに行ってきました。試合は先発の石田が初回秋山マクブルームの連打で先制を許すも、直後に広島先発の遠藤から佐野がライト前で出ると、続く牧が左中間最深部に逆転の2ラン!さらに宮崎もレフトにホームラン!あっという間に3点を入れ逆転に成功します。その後は膠着状態が続くも、5回に2死走者無しから石田が四球で出ると、桑原センター前でチャンスを広げ、楠本佐野の連続タイムリー!2点を追加し、この日も楽勝ムードが漂います。
しかし好事魔多しとはよく言ったもので、6回2死1塁から嶺井に2ベースが出て2・3塁となり打順は石田。ここまで初回の1失点のみ、球数も余裕ありということで打席に立ち、投ゴロで激走も惜しくもアウト。直後のマウンドに上ったものの、強さを増してきた雨の影響か、1アウトから西川にこの試合初めての四球、続く坂倉にヒットを許して降板します。平田が急遽火消しに向かうも、何度もスパイクに付いた泥をヘラで取るほどの悪条件の中、會澤松山そして堂林にタイムリーを浴び、たちどころに1点差。その裏の1死3塁を逃すと、直後に入江がマクブルームに出合い頭の一発を浴び、ついに追いつかれてしまいます。
嫌な展開の中、広島も延長を見据えてか松本が回跨ぎ。すると1アウトからソトが2ベースで出塁。三浦監督はここが勝負所と見たか代走に関根を送り、柴田二ゴロ、嶺井死球で2死1・3塁。入江に打順が回ったところで、代打伊藤光が告げられます。代打を出すなら入江より打てるのを…と思いきや、センター前に運ぶ勝ち越しタイムリー!再び勝ち越しに成功します。
あとは山﨑で締めるだけ…でしたが、1アウトから中村健のライナーを柴田止められず逸らしてしまい(記録はヒット)、さらに代走曽根の盗塁に対する送球がセンターに抜けてしまい3塁へ。一転同点のピンチを迎えましたが、堂林の三ゴロでホームを突いた曽根を刺すと、最後は羽月を空振り三振に仕留めゲームセット!天候と相まってハードな戦いを辛うじて制し、ホームの連勝記録を16に伸ばしました。

3年ぶりの有観客、そして初めてプロ出身監督同士での開催となった双青戦。予想通り井澤と水江の先発で始まった試合は初回ともにチャンスを作りながら無得点も、2回裏に宮﨑松岡泰の連打で無死1・3塁とすると、山口の二ゴロをセカンドが2塁に悪送球する間に宮﨑還り先制。なお無死1・2塁も後続断たれ1点に終わると、直後の3回表、西村の盗塁を刺して2死走者無しとなった直後に伊藤伶にレフトにライナーで運ばれるソロを許して同点。さらに4回には先頭の青木悠をストレートの四球で歩かせると、1アウトから途中出場の深見にライトへの2ランを打たれ勝ち越しを許します。
その裏に先頭の山口がライト線への2ベースで出塁、代打内田三振の間に好走塁で3塁を陥れると、続く大井のセンター前タイムリーで1点差に迫りますが、直後の守りで先頭の細見に粘られた末に四球。井澤が高めに抜ける球が頻発する厳しい状況で、1死2塁から伊藤伶にタイムリーを浴びると、さらに1死1・2塁から青木悠にライトへの3ランを被弾。7失点で降板となります。後を受けた古賀も連続四球で降板と苦しい状況が続きますが、3番手の平田が満塁にしながらも後続を断つと、6・7・8回とテンポ良く投げ無失点。5回終了時点で2時間かかっていた試合のスピードアップに大いに貢献しました。
打線は5回に2番手徳田から佐藤宮﨑の連打と四球で満塁も代打和田三振で無得点。7回から登板の水口には近藤のセンター前1本に抑えられ、最後は野崎の前に代打守屋見逃し三振で試合終了。七大戦での借りを返され、2年連続京大の勝利となりました。

野球伝来150周年を記念して開催されたプロアマ記念試合を観てきました。試合開始に先立ち行われたセレモニーでは色とりどりのユニの大学・社会人選抜とNPB U-23選抜が一堂に会した後、ファーストピッチは斎藤佑樹氏・中日ドラゴンズジュニアの小林大雅(たいが)選手・埼玉ライオンズレディースの里綾実選手。それぞれの立場を背負ってピシッとナイスボールを投げ込みました。
 

NPBの先発は根尾。1人走者を出せば山田に回るところでしたが、3人で抑えられ対決はならず。一方大社の先発は青山も、初球を藤原レフト前+林の後逸で2塁に進まれ、1死3塁から中村遊ゴロの間に失点。直後に一旦は追いついたものの、2回にも安田黒川来田の3連打から長谷川阪口に連続犠飛。普段の相手であれば打ち取れていたであろうボールを捉えられ、2回3失点とプロの洗礼を浴びます。2番手の佐藤も2死1・2塁で西川にまんまと三盗を決められた後黒川に右中間を破られる2点タイムリーを許して点差を広げられ、打線も森木の154km/hを蛭間がレフト前、軽く投げて150を超えてくるスチュワートJr.から中山がセンター前と見せ場は作るものの得点には結びつかず、試合は後半へ。
そして6回、大社4番手の権田は先頭の長谷川にフライを打たせるも、前進してきた小川が何故か捕球地点を通り過ぎてしまい2塁に進まれると(記録はエラー)、続く代打赤羽が支配下登録記念とばかりにレフトに2ラン。7回に登板の矢澤からも正木がタイムリー2ベースを放ち、ここまではNPBがプロの力を見せつける展開が続きます。
ここまで耐える展開が続いていた大社でしたが、ようやく8回、NPB8番手の鈴木から先頭山田がライト前。中村は一ゴロに倒れるも中山2ベースで2・3塁とすると、DH解除で7番に入っていた矢澤がフォークを上手く掬ってライト前2点タイムリー!さらに小川ヒットと猪原四球で1死満塁とすると、蛭間よく見て押し出し、続く城野のレフトへのライナーを正木捕れずタイムリー!さらに泉口がレフトに犠飛を放ち、2点差に追い上げます。なおも1・2塁と一発が出れば逆転の状況でしたが、山田は三振に倒れ追いつけず。その裏を橋本が藤原ブライトを連続三振、さらに益子のフライを小川が名誉挽回のダイビングキャッチ!今日投げた大社投手で唯一走者を出さず、9回の攻撃に望みを賭けるも、中川の前に3人で抑えられ試合終了。NPBが辛くも逃げ切りました。